胡桃の皮籠を編んだ。
かご細工の素材の一つで、胡桃の皮を素材にしたものがあります。自分も詳しく知らないのですが、東北の方では、胡桃の樹皮を素材にして編む技術があるらしいと、聞いたことはありました。一時期、探していたのですが、自分には探すのが難しく。
立川にある籠忠さんで一つ見つけ、国立の黄色い鳥器店さんで竹花陽子さんが作られたものを一つ見つけました。
その後、たまたま、黄色い鳥器店さんで、2014年01月18日、竹花陽子さんの講習会が開かれ参加しました。
竹花さんは元々華道をされていて、お花を生ける器づくりで、籠作りを学ばれたそうです。
また、僕自身、興味あって色々質問して知ったのは、樹皮の採取は初夏のシーズンの枝の皮が良いらしく、皮を剥いで棒状にするのに一苦労、東北の方で専門に採取されている方が居るそうです。
編みこみ作業をする前日、樹皮を一晩お湯に漬け込み柔らかくするとのこと。お湯に漬け込むと、お湯の色が胡桃の皮の染料で染まるそうです。胡桃の果皮は染料材料になりますし、色が出やすい素材のようです。
胡桃の皮は、他の籠細工に比べると硬い素材のようで、なるべく大きめのものが形にしやすく、素材の歪さを形の魅力として伝わりやすい素材のようです。
自分が手に入れた2つの胡桃籠を見比べると、滑らかな黒い表面と、ゴツゴツした白い表面があり、滑らかなのは裏面、ゴツゴツしたものは表面のようでした。
万能ばさみ、エプロン、ぞうきん、ホッチキス、紐、針金、洗濯バサミ、メジャー等を使いました。
仮止めして編みこむ。ここが一番難しい。 | 籠の内側。樹皮も内側の色は黒い。 | それらしくなる。 |
ホッチキスなど使いベルトを止める。 | 紐で口のベルトを固定する。 | 底をお好みで固定して完成。 |
作業風景。 | 指導する竹花陽子さん。 | 完成品。やまうち作。 |
http://www.flickr.com/photos/takashiyamauchi/sets/72157640900434295/