展評 Exhibition Review GALLERY

山内崇嗣/東京/伊藤忠ギャラリー7月21日-8月23日

2000|takashi yamauchi|itochu gallery

2000|takashi yamauchi|itochu gallery

  • 新人画家、山内の意欲的な個展。
  • 室内を楽しく飾りつけた。山内による、「何処にもないお部屋」。
  • もちろん女王たちは、居る。布地を使って、その模様を油で描く絵だ。
  • ポップでもない。ネオ・ジオでもない。
  • 既製品を選んで、描いて、「飾りつける」。過去へのフェティッシュな退行か?物品の招魂か?ちがう。絵画だ。じゃ、絵画って何?
  • 皮膜のことだろ? 何の? 世界と身体のあいだの!しかも眼に仮託した!
  • それが、記憶の海を泳ぐ身体。私と公の鏡に見えた。たぐい稀な。だから美術。その肉体の危うさ。愛おしさ。
  • 多くの人を楽しませた。画廊も思い切った。
  • 奇しくも2年前、卒業して昭和シェル石油現代美術賞を獲った。卒業制作は、小さな部屋に絵を飾りつけた。
  • ぴったりと絵が呼吸する。貼りついてくる。剥がれる。そして追いかけてくる。
  • この空気感。おもしろい。肌に染みついて来る。人をそらさない。
  • 空間が身体。匂いや空気にこだわる。そんな、職人気質のアーティストがいる。
  • ピンクやブルーの、チェック模様の布地。そして、身の回りのお茶碗。写真に撮って焼きつける。オレンジ色の、ビニールの、テーブル・クロス。
  • 記憶の海に、また「私の模様」を描く。
  • 五感を揺さぶる触覚が命。皺と染み。ほつれるモノ、汗ばむモノ。それをクールに描く。
  • 科学者的な錬金術。その果ての、ほんの、淡い、フェティッシュの残り香。
  • 俺も、レゴ・ブロックは捨てたくはない。大人になっても。夢に見る。棺おけに入れてもらう物品のひとつ。だが、もう無い。
  • こんなやり方、知らなかった。
  • 山内、ガンバレ !(オリンピックみたい)。
    • 新見隆(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)
    • 美術手帳 P.168 美術出版社(NOVEMBER/2000)
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    図画工作的室内 山内崇嗣初個展

    • 両面コピーでつくられた個展告知の三つ折りビラには、工作用のやまおり(—-)、たにおり(—-)、きりとりせんの指示があり、その通りに組み立てると、作家の顔写真の口がパクパク動かせるようになっている。掲載された作品写真も独特で、「この朱色の格子模様はこの朱色の格子模様である。」などと、人を喰ったタイトルが付されている。「面白そうだな。」という印象を持った。
    • 個展会場に着いてみると、驚いた。一階(“Interior”series, 2000?)の通りに面した大きな窓のカーテンは、作家が日常着用しているシャツ12着をボタンでとめ合わせてつくってある。天井からは学芸会で良く使用される紙テープの鎖が垂れ下がり、部屋の奥では「スミッソンライト」(通称)が、うきうきとしたディスコティックな光線を発散している。また、作家の着古したTシャツがハンガーではなく、ストレッチャーの上に被せられ「脱構築」している。ソファの代わりに、レディメードの絨毯パーツを組み合わせた軟弱な「chairs」があり、腰掛ける観客によって会期中に次第に破壊されていく。本来なら硬質な筈の「ミニマル」な造形が、たおやかに姿を歪め、崩れ落ちていくのである。
    • 二階にあがると、一階とは全く異なる三原色中心のインスタレーション(“This coloredpattern is this colored pattern” series, 1997?)があった。
      平面作品では、柄物生地やテーブルクロスを支持体として、合成塗料、クレヨンまたは油彩で、支持体の模様を拡大した形象が描いてある。立体作品では、数多くのレゴ、ビーズ等を用いて、レゴ、ビーズ等の形を大きく組み上げてある。

    • これらの作品に付された、一見トートロジック(同義語反復的)な、「このうさちゃんはこのうさちゃんです。」等の題名は、フランク・ステラの “You see what you see.”という発言を想起させつつ、実は、「うさちゃんの模様の上にうさちゃんを描く」行為と、「うさちゃんの模様の上にうさちゃんが描かれた」作品の成り立ちを端的に示している。また、描き形造る形象も、本来はミニマルである筈のものが多いのだが、作家はこうした「常識」を見事に覆し、図画工作的手業によって、モアレとイリュージョンを発生させている。
    • その作品は、題名や形象が放つコンセプチュアルな匂いにもかかわらず、あくまでもポップかつキッチュで、美しい。また、テーブルクロスの柄のような抽象画、木枠にシャツを被せた脱構築など、輸入された「西洋美術史」に対して一般大衆が抱くリアリティを共有し、かつ逆手にとっている点でも注目された。
    • ここで山内崇嗣のこれまでの活動を簡単に振り返ってみると、武蔵野美術大学の卒業展で自分の展覧会場として大学構内にプレハブ家屋を運び込んだり、荻野遼介、南川史門らとともに、灰塚アースワークプロジェクト(広島市灰塚町)の作品ホームステイプログラム(数多くの個人宅に作品を設置し、町中をオープン美術館にする試み、1998?)に3年連続で参加したりしている。また、豪華粗品/金沢市民芸術村で「トランプタワー」(通称)を発表、自作プレゼンテーション会では地元学芸員や観客の爆笑を誘い、同時開催のハロルド・ゼーマン講演会では、主催者の困った顔をよそに、講演終了直後のゼーマンに駆け寄って自作ファイルでプレゼンテーションを展開したツワモノでもある。
    • 今回の展覧会は、宣伝経費がほぼゼロ、平日日中のみの開場であったにもかかわらず、評判が口コミで広がり、内外の先端的な美術関係者が多数来場した。
      深瀬コレクションでも、作家による今後の新しい価値創造の可能性を評価して、第2回初個展賞を贈呈し、主要26作品を一括収蔵した。(ちなみに、第1回初個展賞は、ホームドラマを初めて美術作品とした、昭和40年会初の共同制作個展「晴れたり曇ったり」<1999年、ナディッフ>に贈呈し、関連作品、小道具、資料を一括収蔵している。)
      • 深瀬鋭一郎(深瀬記念視覚芸術保存基金主宰)
      • てんひょう/アートヴィレッジ no.5「山内崇嗣/深瀬鋭一郎」P.153 (2000)
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      美術史年表

      _ 美術史年表

      • 山内崇嗣の山内崇嗣による山内崇嗣のための美術史年表
      • 教科書には載らない美術の歴史ヽ(´ー`)人(´ー`)ノ
        (現在任意製作中)

      • ここ30年ぐらいの流れをなるべくクリアにという目標で。
      • 勝手に追加修正構いません。wikiという仕組みで作成しています。練習とかはこちらでお願いします。現在、現代美術が主ですが、銀座の美術や日本画の流れ、画商史的なものや職人史も追加していきたいです。というか興味ある。
      • 基本的に記入した事柄は消さない。
      • 間違いの指摘や記入してほしいことがあれば連絡をください。
      • このテキストは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

      http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/


      • 記入した人(いれれば記入のこと)
        • やまうち(2005-08-10 (水) 7:34:39)

      • 未記入メモ
        • 藤原えみりのブルータス「空想美術館」特集の初出?
        • リブロポート
        • 「ぴあ」の美術欄
        • NHK衛星「東京エンターティメント・ニュース」→「真夜中の王国」
        • デパート興業展覧会の衰退
        • http://www.pressnow.org/ Next Five Minutes 1-3 (93-96-99)http://www.next5minutes.org



      _ 1975

      • 日本
        • 藤森照信が日本建築学会論文集に看板建築の概念についての論文を発表
        • 秋山祐徳太子が東京都知事選に立候補
        • 「アート・ナウ」@兵庫県立近代美術館
          • 1988よりビエンナーレ。石原友明、椿昇、中原浩大、松井智恵、森村泰昌ら、関西ニューウェーブと呼ばれて注目を集める。
        • 「ビックリハウス」創刊(終刊号は1985年)
        • 西武百貨店池袋店に西武美術館開館
        • 神奈川県立県民ホールギャラリー開館
        • 伊東・池田20世紀美術館開館
        • 東京都美術館開館
        • 第9回パリ青年ビエンナーレ(コミッショナー:峯村敏明、出品:柏原えつとむ、田窪恭治、中井恒夫、野村仁、彦坂尚熹、藤原和通、渡辺哲也)
        • 第13回サンパウロビエンナーレ(コミッショナー:中原祐介、出品:榎倉康二、鈴木慶則、原口典之など26作家)
        • 第3回インドトリエンナーレ(コミッショナー:富山秀男、出品:三尾公三)
      • 「引用の織物」宮川淳
      • 海外
      • その他の事柄
        • 沖縄国際海洋博覧会

      _ 1976

      • 日本
        • 1976京都ビエンナーレ(平野重光、峯村敏明、乾由明、高橋享、たにあらた、中原祐介、早見堯の7人の批評家が34人の作家を選出)京都市美術館
        • 第12回現代日本美術展、招待部門を廃止し全て公募制となる。
        • 第37回ヴェネチアビエンナーレ(コミッショナー:中原祐介、出品:篠山紀信)
        • 第2回シドニービエンナーレ(出品:榎倉康二、仁植、菅木志雄、高山登、原口典之ら)
        • 「アール・ヴィヴァン」創刊
          • 89まで西武美術館から出版。西武美術館の展覧会とリンクする。
      • 海外
      • 「日曜美術館」@nhkスタート
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1977

      _ 1978

      • 日本
        • 7月ペヨトル工房創設。主宰者:今野裕一。

      _ 1979

      • 日本
        • 吉原治良と具体のその後展@兵庫県立近代美術館
        • 第8回芸術評論受賞者:(入選)秋田由利,西嶋憲生(佳作)那賀裕子+貞彦.高橋誠
      • 海外
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1980

      • 日本
        • 公募展日本グラフィック展とオブジェTOKYO展
          • 後に二つが統合、アーバナート展へ
        • ハラ・アニュアル@原美術館で開始する。
        • 「現代美術の歩み(41人の作家による戦後彫刻の足跡)展」@神奈川県立県民ホールギャラリー
          • 篠原有司男、吉村益信、中西夏之、工藤哲巳ら「ネオダダ」グループの作品が選出される。
        • 「アート・ナウ’80」 兵庫県立近代美術館
          • 出品作家の「ザ・プレイ」が美術館東側の窓枠を取り外し、外気と屋外環境を美術館内に導入する。
        • 『イメージフォーラム』創刊 ダゲレオ出版
        • 「まがいものの光景・現代美術とユーモア」展@国立国際美術館
          • 篠原有司男が選出される。<反芸術>が「まがいもの」という言葉で市民権を得、「ユーモア」という用語で美術史へ回収されていく。
        • 「デュシャン大ガラス東京ヴァージョン完成記念展」@東京大学教養学部美術博物館
          • 瀧口修造、東野芳明らの監修による「大ガラス」の再制作。
        • 「第1回浜松野外美術展」@中田島砂丘
          • ’87年まで開催。80年代以降数多く開催される野外美術館の先駆。作家以外に美術評論家、地元住民も参加。
        • 「架空通信テント美術館」@夙川公園
          • 津高和一の主宰による仮設美術館。「生活の場、即美術との接触の場」の理念のもと160名が200点出品。
        • 「アジア現代美術展」@福岡市美術館
          • 「第1回アジア美術展」の第2部としてアジア各地13カ国の現代美術を紹介した。
        • 「写真装置」創刊 写真装置会
        • 大阪府立現代美術センター開館
        • 東京国立近代美術館に展示されていた梅原龍三郎らの作品38点を日本の若い画家が襲撃。美術館における管理体制の甘さが指摘されると同時に旧態依然とした日本の画壇体質が問われる。
        • 名古屋市「まちづくりのなかの彫刻?基本構想?」を発表。
        • 広島市「彫刻のあるまちづくりの推進」を決定。87年に一応の終了をみる。
        • 「メルヘン建築」@富山県小矢部市
          • 市長の発案により洋風建築の公共施設を建てて全国的に有名になる。1980年より、山間地の宮島峡に、ヨーロッパの伝説の女神達を設置する「ふるさとづくり整備事業」を始める。
      • 海外
        • アプタイベルク美術館
        • 第1回ヴェネツィア建築ビエンナーレ
        • 「恐怖の権力」J.クリステヴァ
        • 「千のプラトー」ドゥルーズ/ガタリ
        • 「第三の波」A.トフラー
        • 「80年代」展@アメリカ
        • 「革命と反動の時期におけるレアリスム展」@フランス
      • ジョージ・シーガルの「ゲイ・リベレーション」、ニューヨークの公園内に設置される予定が、ホモセクシュアリティのコミュニティを含む市民団体の反対を受け実現せず。
      • 「大都市軸」プロジェクト開始@パリからパリ郊外のセルジュポントワーズ市
      • キース・ヘリング、ケニー・シャーフらがニューヨークの地下鉄でグラフティを展開。
      • その他の事柄
        • 「とらばーゆ」「Number」「BRUTUS」創刊
        • 「宮川淳著作集」第3巻刊行開始
        • ゲーム&ウォッチ発売

      _ 1981

      • 日本
        • 銀座INAXギャラリーオープン
        • パレルゴン(東京、神田)オープン?
        • 岡崎乾二郎「あかさかみつけ」
        • 「平行芸術展」企画:峯村敏明がスタート
        • 草月美術館が、赤坂に開館
          • 勅使河原蒼風の現代美術コレクションなどを紹介。草月アートセンター時に較べ活動は鎮静化。
        • 「中井正一全集」刊行 美術出版社
        • 「河原温」展@国立国際美術館
          • 1959年以来、日本を離れていた作家の初回顧展。「100万年」が初公開される。
        • 「マルセル・デュシャン」展@軽井沢・高輪美術館、西武美術館
          • 後にセゾン現代美術館となる高輪美術館の開館記念展、<反芸術><ダダ>を見ることが芸術をつくる。
        • 田中泯の全裸パフォーマンス@北九州市立美術館正面入口
          • 中止勧告に従い演目を途中中止する。
        • 「工藤哲巳1977?1981」展@草月美術館
          • ネオ・ダダの作家と行動を共にしていた作家が滞仏中に制作した<龍>シリーズなどを発表。
        • 「現代美術の動向。1950年代?その暗黒と光芒」展@東京都美術館
          • 「政治的な季節」=1950年代を初めて公立美術館が取り上げる。
      • 「第2回ハラアニュアル」展@原美術館
        • 前年始まった国内若手作家を積極的に取り上げる展覧会。岡崎乾二郎、戸谷成雄などを紹介。
      • 「1960年代 現代美術の転換期」展@東京国立近代美術館、京都国立近代美術館
        • 赤瀬川原平、荒川修作、篠原有司男、田中信太郎、吉村益信、工藤哲巳、三木富雄らネオダダの作家が紹介される。
      • 富山県立近代美術館開館
      • 富山市「松川べり彫刻公園化」整備開始。
      • 神戸市「神戸具象彫刻大賞展」を企画、野外彫刻展型の作品取得を定着させる。
      • 第1回びわこ現代彫刻展開催。(滋賀県守山市)
      • 第1回金沢彫刻展開催。
      • 名古屋市「町づくりの中の彫刻」開始。
      • 北九州市「彫刻のある町づくり」開始。
      • 視覚サーカス展
        • 企画:福田繁雄、銀座・松屋 東京ほか全国巡回
      • 海外
        • 「パリーパリ」展@フランス
        • フランソワ・ミッテラン@フランス
        • 「ア・ニュー・スピリット・イン・ペインティング」展@ロンドン
        • 「バロック81」展@フランス
        • 「ヴェストクンスト:1936年以降の現代美術」展@ケルン
        • ミッテラン大統領、「パリの大建築プロジェクト」を発表。ルーヴルのガラスのピラミッド建築(建築家 I.M. ペイ)、デファンス(新凱旋門)計画などが含まれる。
        • リチャード・セラによる「傾いた弧」がマンハッタンのロックフェラー・プラザに設置される。84年から撤去運動が開始され、89年政府の決定により撤去。
      • その他の事柄
        • 「コミュニケーション的行為の理論」J.ハーバーマス
        • 「シミュレーションとシミュラークル」J.ボードリヤール
        • アメリカでMTVの放送開始

      _ 1982

      • 日本
        • 特集「ロシア・アヴァンギャルドのデザイン感覚」『美術手帖』2月号、493号
        • 「明日の美術館を求めて?美術劇場」展@兵庫県立近代美術館
          • 出品作家のヨシダ稔は会期中、美術館の一隅に住み込む、一家の日常生活を持ちこむ。
        • 「開館30周年記念展・近代日本の美術1945年以後」展@東京国立近代美術館
          • オーソドックスな作家先行の中、ネオダダの作家・田中信太郎が選出される。
        • 「横尾忠則 新作」展@南天子画廊
          • 画家宣言をした作家の本格的絵画展。
        • 「第1回現代芸術祭?瀧口修造と戦後美術」展@富山県立近代美術館
          • 「アヴァンギャルド」という概念の日本への紹介者であり実践者であった美術批評家/詩人の回顧展。
        • 第3回日本グラフィック大賞展
          • 大賞:日比野克彦。段ボールなど日用品を素材とした絵画を制作し、商業デザインの分野とも交錯する作家の登場。
        • 特集「愛しき“実用品”としての現代美術」『ブルータス』8月号
        • 「芸術と革命?ロシア・アヴァンギャルド芸術の流れ」展@西武美術館
          • 建築模型、プラカードなどを含む320点からなる本格的な展覧会。
        • 「第1回フジヤマゲイシャ(東京芸術大学・京都市立芸術大学相互移動交換)」展@京都市立芸術大学ギャラリー、東京芸術大学大学会館展示室
          • 中原浩大、椿昇、関口敦仁、松原智恵、石原友明など以降活躍する東西の作家が参加。
        • 山中信夫、ニューヨークで急逝
        • 『みづゑ』季刊となる
        • 埼玉県立近代美術館開館
        • 美術館連絡協議会設立
        • 金沢市「白鳥路彫刻の道」を計画、93年までに18点を設置。また同年より「まちなか彫刻設置委員会」を設け、緑地や街頭等に、金沢美術工芸大学の学生や卒業生の作品を中心に設置事業を続ける。
        • 新潟県上越市「ブロンズプロムナード」を計画、1982年から6年間に15点の作品を設置。新潟県内では最初の自覚的彫刻設置事業であった。
        • 水戸市「ショッピングモール事業」に取り組む。東部地区の活性化の一環として、本町商店街の道路両側に彫刻を設置して「ハミングロード513」と命名。
        • 岩手県磐手町「彫刻公園」開設。もともとは地元の美術事業団エコール・ド・エヌが企画した国際石彫シンポジウムから発掘したものである。
        • 福岡市「福岡市彫刻のあるまちづくり懇談会」を設置。1983年から94年までに20点の彫刻を設置。
        • 静岡市「彫刻のあるまちづくり」開始。
        • 富山県高岡市「彫刻のあるまちづくり」開始。
        • 「今日のイギリス美術」展
      • 海外
        • ドクメンタ
          • ルディ・フックスほか、コスジェ・ヴァン・ブリュッゲン、ジェルマーノ・チェラント、ヨハネス・ガヒナンク
        • アプタイベルク美術館開館@ドイツ
          [メンヒェングラートバッハ、ドイツ]
        • 「物々交換とトリック:物の教え」展@ドイツ
        • ツァイトガイスト」展 @ベルリン
        • ヴェトナム戦争戦没者慰霊碑(設計マヤ・リン)がワシントンに設置。
        • ジョージ・シーガルの「ホロコースト」(ユダヤ人大虐殺追悼の作品)がゴールデンゲート・ブリッジを望むリンカーン公園に設置される。
        • ヨーゼフ・ボイス「7000本の樫の木」プロジェクト、ドイツのカッセルでスタート。
        • ジョナサン・ボロフスキーがベルリンの壁に「ランニング・マン」を描く。
        • パブリックアート基金組織がアーティストによる作品をニューヨーク、タイムズスクエアの電光掲示板に放映するプロジェクトを開始。
      • wildstyle“監督Charlie Ahearn
        • NYCのタギング、ブレークビーツ、ブレイクダンスの記録映画公開。
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1983

      • 日本
        • 第9回芸術評論受賞者:(一席)松浦寿夫(佳作)田野金太,篠田達美,暉峻創三
        • 第一回JACA展
          • 受賞:日比野克彦
        • 「土岡秀太郎と北荘・北美現代美術」展@福井県立美術館
          • 「国際丹南アートフェスティバル」「今立紙展」「イージーポップアートショー越前」など、現代アートの催しが定期的におこなわれる土壌を福井県武生市に作った作家の活動を立体的に紹介。
        • 「日本の前衛 1920-1970/写真資料」展@デュッセルドルフ市立美術館
          • MAVO、三科から具体、草月アートフェスティバルまでドキュメント写真で紹介。「日本の前衛」に焦点が当てられた最初の展覧会。
        • 「第2回現代芸術祭 芸術と工学」展@富山県立近代美術館
          • CG、ホログラフィなどを紹介。70年代には冷え切っていたテクノロジーアートに焦点を当てる。
        • 「現代美術における写真?70年代を中心として」展@東京国立近代美術館
          • 美術を写真とのかかわりから概観する企画。畦地拓治、山中信夫らが選出される。
        • 「現代美術の動向?1960年代?多様化への出発」展@東京都美術館
          • 赤瀬川原平、荒川修作、篠原有司男、田中信太郎、吉村益信、工藤哲巳、三木富雄らが「読売アンデパンダンと反芸術的傾向」というセクションで紹介される。
        • 佐賀町エキジビット・スペース(東京・佐賀町)、
          ザ・コンテンポラリー・アートギャラリー(池袋・西武百貨店)開廊
        • 超芸術トマソン博覧会「悶える街並」@ギャラリー612
          • 赤瀬川原平による路上で見られる無用の長物セレクション
        • 栃木県立美術館に対し地元在住作家で構成される「美術作家連盟」が公開質問状、館長退任要求を提出。美術館側を支援する「地域の美術を考える懇話会」が組織され、「誰のため何のための美術館」が論議を呼ぶ。
        • 富山県立近代美術館の前庭(富山市所有)に市が、日展地元作家の彫刻を設置。現代美術の推進を図る美術館の運営方針と対立する。
        • 愛知県碧南市、10ヶ年計画でオーダメイド型の作品取得に乗り出す。これに際し、市民憲章協議会内に彫刻のある街づくり専門部会を置く。
        • 川崎市「平和」をテーマに国際彫刻シンポジウム開催。
        • 福岡市、計画的な作品設置事業を始める。
        • 日本SF大会「DAICON3」の開会式での上映
        • イセ文化基金がアメリカ合衆国国税局によって文化財団 として認められる。
      • 海外
        • サンフランシスコ近代美術館
        • テンポラリー・コンテンポラリー開館
        • 「ミニマリズムから新表現主義へ」展@US
        • 「現代写真家によるビッグ・ピクチャーズ」展@ US
        • 「エレクトラ:20世紀美術の中の電気と電子工学」展@fr
        • 「日本のダダ/日本の前衛1920?1970」展@de
        • 「反美学」H.フォスター
      • その他の事柄
        • 国立歴史民族博物館開館
        • 浦安市に東京ディズニーランド開園
        • 寺山修司没
        • 「藝術評論」創刊
        • 「構造と力」浅田彰
        • 「アフォーダンス」佐々木正人
        • 「現代美術は語る」ディ・アントニオ/タックマン
        • 「ファミリーコンピュータ」任天堂から発売

      _ 1984

      • 日本
        • シュポール/シュルファス 小誌風の薔薇3
        • 「斉藤義重」展@東京都美術館、栃木県立美術館、兵庫県立近代美術館、大原美術館、福井県立美術館
          • 《複合体》シリーズを発表。戦前から日本の前衛であり続け、「美共闘」などとも関わりを持った作家の最後回答とも言うべきシリーズ作の始まり。
        • 「ヨーゼフ・ボイス?芸術の原風景」展@西武美術館
          • 東京芸術大学の講演会、草月ホールでのパフォーマンスを通して「拡大された芸術概念」を広める。
        • 「ナム・ジュン・パイク展?ビデオアートを中心に」@東京都美術館
          • ヴィデオ・インスタレーションの大規模な展示
        • ローリー・アンダーソン来日公演
          • テクノロジーと身体の接点を模索するような表現で、パフォーマンスという語が一般化する先駆となる。
        • 「日本の前衛 1920-1970/写真資料」展@東京大学教養学部美術博物館
        • 「もう一つの美術から」展@ギャラリー・ウェストベス名古屋(企画:三頭谷鷹史)
          • 「生活と美術の接点から現在を照らし出そう」という企画。
        • 「ヴィデオカクテル」展@駒井画廊
          • アートとしてのヴィデオを社会的にアピールしようという意図のもとに作家たちが企画したグループ展。
        • 「構成主義と幾何学的抽象」展@東京国立近代美術館
          • ロシア・アヴァンギャルドの作家が系統的に紹介される。
        • TAMA VIVANT’84「戯れなる表面」@多摩美術大学
          • 多摩美芸術学科のプロジェクトの一環として学生が企画、実現した展覧会の第1回展。
        • 「現代美術1950?1970展 関西・現代作家の軌跡」@西武ホール、八尾
          • 具体、デモクラート美術協会などの台頭と展開を回顧する。
        • 第1回JAPAN牛窓芸術祭@岡山
        • ブリヂストン美術館に委託保管されていた松方コレクションのうち4点を遺族がニューヨークのオークションで売却。美術館はルノアールの「少女」のみ買い戻したが、オークションの結果その作品の加筆、修復が明らかになる。
        • ヨーゼフ・ボイスが進行中の「7000本の樫の木プロジェクト」に対し、500本の樫の木を寄贈することを条件に、西武美術館の招聘に応じ来日。講演会等を通して「環境と美術」の問題「社会彫刻」の意義を広く知らしめる。
        • ギャラリーTOMが、視覚障害者を意識して、展示作品に触れることができる美術館として開館。
        • 鹿児島市「彫刻のあるまちづくり」事業で甲突河河畔に彫刻8点を設置。
        • 埼玉県大宮市、第1回大宮野外彫刻展開催。
        • 兵庫県猪名川町「彫刻の道」整備開始
        • 国立公園指定50周年記念として「阿蘇国際彫刻シンポジウム」開催。
        • 滋賀県守山市「琵琶湖現代彫刻展」の関連企画として「現代彫刻シンポジウム1984」を開催、ディヴィッド・ナッシュなど海外作家を招待。
      • 海外
        • リチャード・セラの作品が撤去運動が開始され、89年政府の決定により撤去。@nyc us
        • カルティエ現代美術財団設立
        • ボルドー現代美術館@フランス
        • ニューヨーク近代美術館改装完成
        • 「20世紀美術におけるプリミティヴィズム」展@アメリカ
        • デ・アペル@オランダ
        • カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館完成@イタリア、トリノ近郊
        • 「文学とは何か」T.イーグルトン
        • 「戦争と映画」P.ヴィリリオ
        • ミケランジェロ・ピストレットによる彫刻がフィレンツェの古い城壁の目の前に設置されたことにより、地元住民らによる反対運動がおきる。
      • その他の事柄
        • アドビシステムズがPostScript?を開発・発表した。
        • 「DRAGON BALL」鳥山明
        • 「風の谷のナウシカ」宮崎駿
        • 「ニューロマンサー」ウィリアム・ギブソン
        • 冷凍ベビー第1号が豪で誕生

      _ 1985

      • 日本
        • 絵画の嵐・1950年代 アンフォルメル/具体美術/コブラ展@国立国際美術館
        • 土方巽死去
        • 東京パフォーマンスフェスティバル@ラフォーレミュージアム原宿
          • 白虎社、内田房江、加藤真治などが参加し、舞踏家に加え、美術家によるパフォーマンスが一般的になる。
        • 「ラジカルな意志のスマイル」展@ギャラリー16
          • 出品=木村浩、石原友明、森村泰昌。森村がゴッホの「自画像」シリーズなど、イメージ操作の作品が発表される。
        • 「中西夏之」展@北九州市立美術館
          • ハイレッドセンターのメンバーの一人である作家の、最初の本格的回顧展。
        • 「しぶかわ野外美術展」
          • アパートの一室を展示空間として提供した福田篤夫を中心とした市の総合公園での野外展。地域への呼びかけ。93年まで
        • ワコールが東京・青山にスパイラル/ワコールアートセンターを開設。10月
        • 沢田マンションが一通り完成。
      • 「新館開館10周年記念?現代美術の40年」展@東京都美術館
        • 赤瀬川原平、荒川修作、篠原有司男、吉村益信、工藤哲巳、三木富雄らネオダダの作家が紹介される。
      • 第2回牛窓国際芸術祭
        • ダニエル・ビュレンヌ、ウーライ、マリーナ・アブラヒモヴィッチらが参加。
          (兵庫県立近代美術館が中心となって企画された展覧会。行為、身体性に着目した展覧会。)
      • 『新潮世界美術辞典』
      • 「ふくい国際ビデオ’85フェスティバル」始まる
      • 東京都荒川区「彫刻のある街づくり事業」開始。
      • 海外
        • 「再構成・日本の前衛美術1945-1965」展@オックスフォード美術館、企画:海藤和
          • 企画:デイビット・エリオット、海藤和らの企画による戦後日本の前衛美術の本格的紹介。イギリス。
        • 具体─行為と絵画展@スペイン国立現代美術館、マドリッド国立現代美術館、ベオグラード国立現代美術館
        • 「非物質」展@フランス
        • 「狂気への愛:シュルレアリスムと写真」展@フランス
        • サーチ・ギャラリー解説 @イギリス
        • 「パリ青年ビエンナーレ」@フランス
        • R.クラウス『オリジナリティと反復』
        • ニューヨークのMTA(Metropolitan Transportation Authorities)では、犯罪・落書き問題に対処するため、「Arts for Transit」計画が実行され、駅の改修費用の0.5?2%がアート関連に投資されることとなる。同様に、ロサンゼルスでは1989年に0.5?1%をアート関連に投資する計画が決定。
        • 匿名の集団ゲリラ・ガールズが美術界での性差別、人種差別を暴く文章を印刷したポスターをニューヨークの街頭に掲示する。以後、メンバー、活動場所を拡大しながら活動を続ける。
        • 「迷宮としての世界??マニエリスム美術」G・R・ホッケ翻訳発売
      • その他の事柄
        • 「スーパーマリオブラザース」発売
        • つげ義春「無能の人」
        • つくば科学万博(国際科学技術博覧会)が開幕
          • 原田大三郎+坂本龍一+浅田彰”TV WAR”
        • 「アミーガ」がコモドール社から発売
        • ミールを打ち上げ
        • 「山谷?やられたらやりかえせ」ドキュメンタリー映画

      _ 1986

      • 日本
        • 第10回芸術評論受賞者:(一席)倉林靖,石津隆志(佳作)清水哲朗,飯島洋一
        • 大日本印刷ICC本部がggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)設立
        • 「路上観察学会」発足。学会員は赤瀬川原平、藤森照信、林丈二、一木努、南伸坊、松田哲夫ら
          • 現代社会における「見立て」の問題が積極的に取り上げられる切っ掛けになる。
        • 「現代美術逸脱史 1945-1985」千葉成夫 晶文社
          • 「西洋美術とは異質な地平」で語られるべき日本美術の特質を強調。
        • 「川俣正プロジェクト’85?ライムライト(NY)ドキュメンテーション」展@ヒルサイドギャラリー
          • 80年初頭から、建築や都市への介入をテーマに発表してきた作家の最新作をトータルに紹介。
        • 「d-ART」創刊
          • 福岡を中心とした執筆陣による美術批評誌、ミュージアムシティ天神の活動とも密接に結びついている。
        • 「スペイン・ユーゴスラビア帰国記念展 具体?行為と絵画」@兵庫県立近代美術館
          • 「物としての美術」から「体験」としての美術が注目される。
        • 「アジア現代美術展」展@韓国国立現代美術館
          • 篠原有司男が紹介される。
        • 「アクリラート」創刊
        • 月光荘事件
          • 国際的な作品転売トラブル。
        • 世田谷美術館開館
        • 「第2回東京野外彫刻展」が世田谷美術館の開館にあわせ、砧公園を会場に開催。
        • ICA名古屋が設立
        • 富山県立近代美術館が購入した(一部寄贈を受けた)大浦信行の「遠近法を抱えて1982-85」の内容が「不快」という批判が富山県議会においてなされ、天皇に対する「不敬」問題から、検閲問題、美術館、美術館の収集保管に対する姿勢を問われる問題へと発展。
        • 横浜市「みなとみらい21<ヨコハマ・ビエンナーレ86>彫刻展」開催。
        • 兵庫県姫路市「彫刻のある街づくり」開始。
        • 兵庫県三田市「彫刻コンペティション」方式による作品設置事業を開始。1994年までに16点の作品を設置。
        • 札幌市に日本最初の自治体による本格的彫刻庭園「札幌芸術の森」がオープンする。
      • 海外
        • シャンブル・ダミ」展(企画:ヤン・フート)
          • ベルギー、ゲントで「シャンブル・ダミ」展開催。現代美術の作品を一般家庭の中などに展示した。
        • オルセー美術館開館@パリ
        • チナティ財団設立@マルファ,us
        • 韓国国立現代美術館開館@ソウル,kr
        • ロサンゼルス現代美術館開館@us
        • レイナ・ソフィア美術センター開館@マドリッド,es
        • 前衛芸術の日本 1910-1970」展@ポンピドゥ・センター
          • 「前衛」の概念によって日本美術を取り上げた展覧会。充実した図録が後に影響を与える。
        • 「理論への抵抗」P.ド.マン
        • 「グラモフォン・フィルム・タイプライター」F.キットラー
        • 「イコノロジー:イメージ・テキスト・イデオロギー」W.J.T.ミッチェル
        • キース・ヘリングがベルリンの壁に90mにわたるグラフィックを描く。
        • ダニエル・ビュレンヌ「ふたつの大地」パリのパレロワイヤルに設置。設置に際し当時のフランス文化相ジャック・ラングとパリ市長シラクの間で論争となる。
        • インゼル・ホンブロイヒ美術館@ドイツ
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1987

      • 日本
        • 安田火災海上保険(現:損保ジャパン)がゴッホの「ひまわり」を53億円で購入。
        • 車掌」創刊
        • 「美術読本(後に裸眼)」創刊
          • ゼロ次元の活動などを紹介。
        • 「アートドキュメント’87」@栃木県立美術館
          • 作品プランによるコンペ形式の展覧会。殿敷侃ら環境問題をテーマにした作家、パフォーマーらが参加。
        • メイ・ガーデン@横浜開港記念館
          • 古い料亭を二つに切断するPHスタジオのプロジェクトが行われた。
        • 「オブジェー逸脱する物質」展@つかしんホール
          • 赤瀬川原平、吉野辰海、吉村益信らが選出される。
        • 「芸術と革命 ロシア・アヴァンギャルドの旋風:1920-30の肖像」展@西武美術館
          • ロシア構成主義、ロシア・アヴァンギャルドの芸術を美術、演劇、音楽、デザインの各分野において俯瞰する内容であった。
        • 「絶対現場 1987」@神宮外苑
          • 鈴木了二、田窪恭二、安斎重男。フジテレビギャラリーによる建築の解体現場をサイトとした展覧会。
        • 「現代美術になった写真」展@栃木県立美術館
          • 森村泰昌、山中信夫らを紹介。メディアとしての写真の本質に迫る作品が取り上げられる。
        • 「エーシー」創刊(関西の現代美術批評誌)
        • 「季刊武蔵野美術」復刊
        • 「反美学」H. フォスター 翻訳出版
        • 神奈川県秦野市は、神奈川県共催型のトリエンナーレ型野外展の第1回展として、「丹沢野外彫刻展」を実施。
        • 富山県高岡市は、「彫刻のある街づくり」事業として、15点の作品を街角や歩行者動線上に設置。
        • 岡山県倉敷市は、新市発足20周年記念とし、「倉敷まちかどの彫刻展」を実施。
        • 北九州市八幡東地区
          「国際鉄鋼彫刻シンポジウム<YAWATA87>」開催。
        • 福島市「彫刻のある街づくり」開始。
        • 東京都「彫刻広場」整備基本構想策定。
        • 神奈川県藤野町「ふるさと芸術村」構想作成。
        • 「メディア論」M・マクルーハン翻訳発売
      • 海外
        • テトリスがソ連の科学アカデミー・コンピュータセンターで開発された。開発者アレクセイ・パジトノフ。
        • ドクメンタ(マンフレート・シュネッケンブルガー)@de
        • インゼル・ホンブロイヒ一般公開@de
        • メニル・コレクション美術館開館@ヒューストン us
        • ポンピドゥ・センター創立10周年@fr
        • 「メルテム」展@シャトー・ドゥ・ワロン fr
        • DIAアート財団 @nyc us
        • 「ニューヨーク・アート・ナウ」展@サーチ・ギャラリー @nyc us
        • ニューヨークでACT UP(パワー開放のためのエイズ連合)が結成され、エイズへの偏見を助長するマスメディアや保守系議員を批判の対象とした街頭ポスター、ヴィデオなどが作られた。
        • ウィーン在住のアーティスト、アンドレ・ヘラーが発起人となってアーティストによる移動遊園地「ルナ・ルナ」がヨーロッパを巡回。
        • 第2回ミュンスター彫刻プロジェクト開催。(カスパー・ケーニッヒ企画?)
        • アンディ・ウオーホル没
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1988

      • 「荒川修作展?意味のメカニズム」展@西武美術館
      • ダムタイプ「プレジャーライフ」公演@原宿クエストホール
        • 京都市芸大卒業生らによるパフォーマンス集団の東京初公演。仮想生活空間をステージ化。
      • 「白州・夏・フェスティバル?風の又三郎」@山梨県白州町
        • 田中泯らによるパフォーミング・ワークショップと榎倉康二、遠藤利克らが参加した野外彫刻展。
      • 「第8回オマージュ瀧口修造 赤瀬川原平・トマソン黙示録」@佐谷画廊
      • アイディアル・コピーの「channel:」プロジェクトが始まる
      • 「九州派」展 福岡市美術館
        • 九州の前衛美術運動を記録写真とドキュメントで再構成。
      • 「ダダと構成主義?20世紀二大芸術運動の出会い」展 西武美術館
        • 環境芸術の嚆矢とされるシュピッターの《メルツバウ》が再構成される。
      • 「日本のダダ1920-1970」刊行 白川昌生編著 書肆風の薔薇
        • 豊富な写真と資料を掲載。
      • 「現代美術?アール・ヌーヴォーからポストモダンまで」海野弘・小倉正史
      • 「現代美術/パラダイム・ロスト」中村敬治
      • 川崎市市民ミュージアム開館
      • 東高現代美術館開館@東京都、1991年に開館
      • ハラ・ミュージアム・アーク開館@群馬県渋川市
      • 「白州・夏・フェスティバル」山梨で始まる。
      • 芸術文化振興基金設立
      • 横浜美術館開館
      • 高松宮殿下記念世界文化賞創設
      • 「アパルトヘイト否!国際美術展」
        • 黒人差別政策に抗議する趣旨の展覧会が日本国内を巡回(企画:北川フラム)。
      • 川崎市民ミュージアムが、マンガなど美術の枠を超えた展示を企画する美術館として開館。
      • 東京都足立区は、財団法人足立区まちづくり公社の中に「足立区彫刻のまち委員会」を発足させ「彫刻のある街づくり」を推進。彫刻設置場所や野外展のテーマ決定に地域住民の参加を求める。
      • 鳥取県米子市がビエンナーレ方式の「彫刻シンポジウム」を開始。
      • 香川県牟礼町と廉治町が、トリエンナーレ方式で交互に開催する「石のさとフェスティバル」を開始。
      • 名古屋市「都市空間と木の造形」開始
      • アートキャンプ白州
      • 海外
        • テイト・ギャラリー・リバプール開館 @ uk
        • 「MONOHA」展@国立ローマ大学所属現代美術実験美術館 it
      • 「フリーズ」展 @ロンドン uk
      • 「ツァイトロス」 @ベルリン de
      • 「襞?ライプニッツとバロック」G.ドゥルーズ
      • ハンス・ハーケ「そしておまえはついに勝利を手にした」をオーストリアのグラーツで発表。ナチス統治時代に殺害されたユダヤ人等の数を刻み込んだその作品は、ネオナチの火炎瓶によって炎上させられる。
      • 「ネイムズ・プロジェクト/エイズ・メモリアルキルト」全米各地で始まる。
      • その他の事柄
        • CDがアナログ・ディスクの販売数を上回る

      _ 1989

      • 日本
        • 両洋の眼開始
          • 東邦アート・東京マルイ美術が企画。銀座画壇系日本画・洋画作家の作品をデパート催事場にて展示。2000年に韓国で展覧会。
        • 毎日アートオークション開始
        • ミヅマアートギャラリー開廊(西麻布で開廊のちに青山、目黒に移転)
        • 広島市現代美術館開館
        • 「幻の山村コレクション」展@兵庫県立近代美術館
          • <具体>の初期作品を再制作の依頼までして築いた個人コレクションの初公開。
        • 「’89 多摩川ふっさ野外美術展」@多摩川
          • 蔡國強が屋外で火薬を用いた最初の作品「Project for Extraterrestrials No.1:人類の家」を発表。
        • 「ユーロ・バリア ジャパン’89」展@ゲント市立現代美術館
          • 岡崎乾二郎、中村一美らが出品。
        • 「日本の現代彫刻」展@ミッデルハイム野外彫刻美術館
          • 黒川弘毅、青木野枝、土屋公雄らが出品。
        • 「眼の神殿 「美術」受容史ノート」 北澤憲昭 美術出版社
          • 「美術」という用語が近代国家の成立とともに制度化されていた史実を実証しつつ、現代美術の閉塞状況を破る突破口を探る。
        • 西武美術館がセゾン美術館と名称変更し西武百貨店池袋店の別館に開館
        • 「河原温展?反復と対立<河原温と同時代の美術1966-1989>」 @ICA 名古屋
        • P3 art and environmentが開設 @東京
        • 第1回ARTEC開催 @名古屋
        • 「アートヒル三好ヶ丘彫刻フェスタ」愛知県三好町で開催。
        • 「民話の道」計画。岩手県遠野市。
        • 「かさおか石彫シンポジウム」を開催。岡山県笠岡市
        • 広島県瀬戸田町「せとだビエンナーレ」開催。「島ごと美術館」を目指し設置事業を始める。
        • 長野県富士見町が「ふるさと創生事業」として「国際彫刻シンポジウム」を開催。
        • 長野県東部佐久地方の10市町村の共同開催による「長野県佐久大理石シンポジウム」が始まる(?1993)。
        • 大阪府池田市が「石の道・いけだ彫刻シンポジウム」開催。
      • 「絵画の政治学」L.ノックリン
      • 「女性・ネイティブ・他者」T.T.ミンハ
      • サンフランシスコでアーティストによるプロジェクト「アート・アゲインスト・エイズ/路上にて」が始まる。
      • ヴィジュアル・エイズの先導で「芸術のない一日」が世界エイズデーにあたる12月1日に開催される。美術館、画廊が閉められ作品の一部に布が架けられる。
      • 上院議員ジェシー・ヘルムズが提唱したヘルムズ修正案(猥雑な表現や人格を既存する作品に対して、国立芸術基金(NEA)への援助を削減する)が上院で可決。それを受け、89年ワシントンのコーコラン美術館はロバート・メイプルソープ回顧展を直前にキャンセル。ホイットニー美術館は、ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙にメイプルソープの作品と共に公開状を掲載して抗議するなど、美術における表現の自由をめぐる論争が盛り上がった。
      • 米国で中絶を非合法化しようとするブッシュ政権に抗議するワシントンでの集会のために、バーバラ・クルーガーがポスター「あなたのからだは戦場だ」を制作。
      • 1968年の地震で壊滅したシチリアの町ジベリーナに、アルベルト・ブッリの巨大なひび割れを持つ屋外作品が完成。
      • その他の事柄
        • World Wide Web登場

      _ 1990

      • 日本
        • 第1回「シンワアートオークション」開催
        • 芳賀ゆいの登場と引退。伊集院光がプロデュースしたパフォーマンス・アイドル、ラジオに歌に握手会と様々な活動をするが、全く顔は出なかった。
        • ナンジョウアンドアソシエイツ株式会社設立
        • 「Art & Conflict FRAME」出版、イデープレス(三号まで出る)
        • キリンプラザ大阪コンテンポラリー・アワード開始(大賞受賞ヤノベケンジ)
        • 田窪恭治「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂プロジェクト」 フジテレビギャラリー
          • 礼拝堂自体を素材とした長期プロジェクトが紹介される。1999年に完成。
        • 雑誌『FRAME』刊行 翌年、第3号までで休刊
        • インゴ・ギュンター展 @ P3
          • 地球上の社会問題を扱う作品《ワールドプロセッサー》を展示。同スペースは社会性の強いアートを紹介していく。
        • 第1次開館記念展「東京都市の視線」@ 東京都写真美術館
        • 季刊の写真誌『deja vu』(フォト・プラネット社、飯沢耕太郎責任編集)創刊
        • 「芸術が都市をひらく?フランスの芸術と都市計画」展 @ 国立国際美術館
          • ダニ・カラヴァンらが参加。以後、次々に都市計画や街づくりとしてアートが活用されていく機会が広まっていく。
        • ダムタイプ「pH」初演
          • テクノロジーと社会の関係を洗練されたパフォーマンスとして表現した。
        • 「クリスト?囲まれた島々」展 ハラミュージアムアーク
        • ギャラリー・ワタリがワタリウム美術館として開組
          • ショップを充実させた都市型の美術館。ボイスやパイクなどの展覧会を開催する。
          • 街なかを展示スペースとして使ったアートプロジェクトの先駆的な試み。
        • 工藤哲巳没
        • 水戸芸術館開館
        • 「ファルマコン’90?幕張メッセ現代の美術」展
        • 「手塚治虫」展 @ 東京国立近代美術館
          • サブカルチャーとみなされてきたマンガを国立美術館が取り上げる。
        • 第1回「ミュージアム・シティ・天神」開催。
          • 以後2年に1度、福岡市の繁華街を中心とする市内各所で国内外の現代作家の展示が繰り広げられる。1998年からは「福岡」に改称。
        • 企業によるメセナ活動の活性化を目的に、社団法人企業メセナ協議会が設立される。芸術文化擁護に積極的な民間企業トップが役員メンバーとなり、企業メセナの強化や、税制上の優遇措置の政府への要請を行うなどの活動を開始。
        • 茨城県岩瀬町は、建設省及び茨城県教育委員会との共催で「石の彫刻コンクール」を実施。ラブロード50「石匠の道」が整備され、14点の彫刻が設置された。
        • 新都庁の竣工(1991)に合わせ、総工費の1%強をパブリックアートに費やす。
        • 「彫刻のある街づくり」千葉市が事業開始。
        • 「彫刻のあるまちづくり」東京都清瀬市が開始。
        • 「市内美術品配置計画」東京都東大和市が開始。
        • 「彫刻のあるまちづくり」京都府舞鶴市が開始。
        • 「彫刻のあるまちづくり」長崎市が開始。
        • 代官山アートフェアーのG9を切っ掛けに”G9″結成。(小山登美夫、オオタ・ファイン・アーツ、ワコウ、ギャラリー小柳など)(90年?)
      • 海外
        • リクリット・ティラバーニャ、ニューヨークの画廊でタイ風焼きそば「バッタイ」を振るまった。
        • クンストヴェルケ開館 @ 旧東ベルリンのミッテ de
        • 「盲者の記憶 自画像及びその他の廃墟」展@ルーヴル美術館 fr
        • 「ヘルター・スケルター」展 @ us
        • ハイ・アンド・ロウ?近代美術と大衆文化」展 @ us
        • 「盲者の記憶」J. デリダ
        • メイプルソープの回顧展がワシントンのコーコラン美術館で開催中止の6カ月後、同館館長が辞任した。また、メイプルソープの回顧録を開催したコンテンポラリー・アーツ・センター(シンシナティ)と同館館長は猥褻罪に問われていたが、11月に無罪判決が言い渡された。
        • NYの非営利ギャラリー「アーティスト・スペース」でエイズを主題とした「目撃者」展開催。NEAからの補助金が、同性愛、政治性の表現を理由に撤回するとの発表を受け、議論が高まった。その結果、補助金撤回は覆された。
        • サンディエゴとティファナの国境で、白人至上主義者らがメキシコ人の流入に抗議するため、車のヘッドライトを南に向け点滅する威嚇を行い「我々はボーダー・アートを行っている」と説明。これに大してティファナの人々は、鏡とろうそくをもってカウンター・パフォーマンスを行った。
        • イメージのパサージュ(移行)展 Passage de l’Image @ fr
      • その他の事柄
        • 国際花と緑の博覧会(大阪)

      _ 1991

      • 日本
        • レントゲン藝術研究所オープン
          • 大田区大森東にちに青山、吉祥寺、六本木に移転
        • 世界大博物図鑑/荒俣宏 出版
        • ヤン・フートin鶴来・石川県(企画:ワタリウム)
        • 「電話網の中の見えないミュージアム」展
          • インターコミュニケーションセンターの開館に先駆け、場所を持たずにネットワーク上を利用したプロジェクト。
        • 「Xデパートメント?関口敦仁、タナカノリユキ、日比野克彦」展 @ 伊勢丹美術館
        • 「ソヴィエト現代美術」展 @ 世田谷美術館
          • イリヤ・カバコフらソッツアートのアーティストらが紹介される。
        • キャノンアートラボ第1回企画展 @ TEPIA、北青山
          • キャノンによるテクノロジーと関わる作品を紹介するシリーズ。コンプレッソ・プラスティコ、中原浩大、福田美欄が参加。企画:四方幸子
        • 『美術手帖』特集「エイズ」
        • 第11回オマージュ瀧口修造展「実験工房と瀧口修造」@ 佐谷画廊
        • 「芸術と広告」展 @ セゾン美術館
          • ロシア・アヴァンギャルドなどを中心とした芸術と消費活動の境界をテーマにした展覧会。
        • 「芸術と日常<反芸術/汎芸術>」展 @ 国立国際美術館
          • 60年代から活躍しているアーティストを集めた。
        • 「現代美術?共感する悪所」@ 豊田市
          • 農村を舞台にして8名のアーティストが参加。
        • 「荒川修作の実験」展 @ 東京国立近代美術館ほか
        • 第1回倫雅賞
        • クリスト、準備に6年を要した「アンブレラ・リバー」プロジェクトを実施。茨城県常陸太田市、日立市、里美村及びカルフォルニアのロサンゼルス郊外に傘を広げるプロジェクトで5年の準備期間を経て両国の行政や地権者などの協力を得て実現したが、米国側の観客に死者が出たことから、中止を決定。撤去作業中に日本側でも死亡事故が発生。現代美術プロジェクト運営上の難しさが露呈。
        • 大阪市は市制100周年記念事業として、中之島緑道に作品を設置。財団法人日本宝くじ協会の寄贈作品だが、全国公募で収集した。
        • 新潟県加茂市が全国公募の加茂山彫刻展を企画。
        • 「井波国際木彫刻キャンプ」富山県井波町で実施。町内の公共施設や通りに作品を設置するきっかけとなる。
        • ストレンジ・アブストラクション展 @ 東高現代美術館
          • 企画:ジェフリーダイチ、コーディネート:三瀦末雄,作家:クリストファー・ウール、ケディー・ノーランド、ロバート・ゴーバー
      • 海外
        • 「ヘルタースケルター90年代のLAアート」展@MoCA US
        • “VISIONAIRE” スティーブン・ガン、ジェームズ・カリアード、セシリア・ディーンが共同で
          創刊。 @ nyc us
        • ジュ・ド・ポム国立ギャラリー開館 @ パリ fr
        • フランクフルト近代美術館(MMK)開館 @ de
        • 「メトロポリス」展 @ ベルリン de
        • 第1回リヨン現代美術ビエンナーレ開催 @ fr
        • 「ライティングスペース」J.D.ボルター
        • 「クレオールとは何か」シャモワゾー/コンフィアン
        • ベネトンのアート・ディレクターのオリヴィエーロ・トスカーニが、取り上げられたばかりの新生児や、修道士と修道女がキスをしている場面の写真を用いたベネトンの広告が世界のメディアに登場。屋外での掲示を拒否したり、広告を差し止める国が出た。
        • クシュシトフ・ウディチコがマドリッドの勝利の門に、燃料ポンプと自動小銃を骸骨の手が握るイメージを投影した。湾岸戦争への発言ともとれる介入を行った。
        • ニューヨーク、ブロンクスの警察署前にジョン・エイハーンが制作したブロンズ彫刻が設置されると同時に、白人作家による黒人をモデルとしたこの彫刻はステレオタイプ的で人種差別であるとの批判が高ままり、数日後に作家は自費で作品の撤去を行った。
      • その他の事柄
        • リーナス・トーバルズがLINUXを開発

      _ 1992

      • 日本
        • 「みずゑ」休刊
        • PARCO アーバナート#1
        • 第3回ビデオ・テレビ・フェスティバル @ スパイラル
          • ゲイリー・ヒル、粉川哲夫、中谷芙二子 電波やデジタル映像を利用した表現を幅広く紹介する。
        • 「街から美術館へ・美術館から街へ?日本・ドイツ美術館教育シンポジウムと行動1992」展 @ ブリジストン美術館ほか
        • 「廃墟としてのわが家?都市と現代美術」展 @ 世田谷美術館
          • 川俣正、PHスタジオなど
        • 「具体I 1954?1958」展 @ 芦屋市立美術博物館
          • 翌年にかけて3回にわたり開催され、具体の全活動を網羅する資料集を刊行した精力的な展覧会。
        • ドクメンタIXに川俣正らが参加
        • 直島コンテンポラリー・アート・ミュージアム開館
        • アノーマリー展 @ レントゲン藝術研究所
          • 伊藤ガビン、中原浩大、村上隆、ヤノベケンジ、パーティやパフォーマンスも数多く行った。
        • 直島コンテンポラリー・アート・ミュージアム開館
        • 第1回NICAF開催 @ 横浜
        • 埼玉県川口市は、川口西公園内に彫刻を設置。
        • 「水木しげるロード」鳥取県境港市で事業開始。
        • 北海道洞爺湖を取り囲む3町村が連合して「とうや湖ぐるっと彫刻公園」構想を開始。
      • 海外
        • (de)ドクメンタ(ヤン・フートほか、バート・デ・バール、ピエロ・ルイジ・タッツィ、デニス・ザカロプス)
        • 「語りえないものの戯れ」展 The Play of the Unmentionable
        • ソロモン・R・グッゲンハイム美術館増築完成 @ us
        • グッゲンハイム美術館SoHo?開館 [ニューヨーク] @ us
        • パラレル・ヴィジョン」展 @ us
        • 第9回ドクメンタ開催 @ de
        • 北京東村芸術村 @ cn
        • グッゲンハイム美術館が、ニューヨーク、ソーホーに分館を設立。オープニングの当日は、WAC(女性行動連盟)を中心とする抗議デモが美術館を取り囲み、出品作家6人のうち、男性作家が5人、女性作家が1人、有色人種の作家は0であることを意味する「5+1+0」のスローガンを掲げて抗議した。
        • クシュシトフ・ウディチコ、都市に住む住民や移民らの間のコミュニケーションを図るためのプロジェクト「エイリアン・スタッフ」を実施。
        • Post Human展(企画:Jeffrey Deitch)@ ローザンヌなど
      • その他の事柄
        • サルでも描けるまんが教室/相原コージ,竹熊健太郎、最終巻出版。
        • 09/30 日本最初のホームページ「KEK Entry Point」誕生。

      _ 1993

      • 日本
        • 第11回芸術評論受賞者:(一席)伊藤制子(佳作)西村智弘,菅章(入選)原田環,暮沢剛巳,古屋俊彦
        • アンゼルム・キーファー@佐賀町エキシビット・スペース+セゾン美術館
        • 「なすび画廊」小沢剛
          • 牛乳箱製の移動可能な画廊のプロジェクト
        • SCAI THE BATHHOUSE開廊
        • 第1回NIPAF開催
          • 情報化社会の進展で希薄になっていくかのように思える身体の表現を試みるアーティストが世界中から参加。
        • NHKBS2「東京発エンタテインメントニュース」開始
        • 「ギンブラート」
          • 32名の若手作家が都心に集まって、ゲリラ的な路上展覧会をする。
        • 富山県立近代美術館、大浦作品を匿名の個人に譲渡するとともに、図録470冊を焼却。公立美術家が増加するいっぽうで、政治と文化の分離を示せなかった点に多くの議論が集まる。
        • フィールドワーク・イン・藤野
          • 山間地域にアーティストが生活し、作品を発表する。
        • 特集「パブリックアート」雑誌『美術手帖』
        • 「再制作と引用」展 @ 板橋区立美術館
          • 美術という領域の固有性を揺るがす視点から企画。
        • 「”Who Are you?” プロジェクト開始」宮前正樹
        • 「具体グループ1955/56」展 @ ペンローズ・インスティトュート、西麻布
        • 「大分現代美術展93 都市空間への提言・非常識2」展 @ 大分現代美術展
        • 「ネオダダの写真 流動する美術III」展 @ 福岡市美術館
        • 「中国現代美術の歩み?星星十五年」展 @ 東京画廊
          • 政府の抑圧を受けながらも徐々に頭角を見せつつある中国の現代美術の出発点といわれるグループの紹介。
        • PICA開館 @ 東京都
        • 「FROM TOKYO?エイズ、環境汚染をテーマに自主制作100点」 @ 有楽町アートフォーラム
        • 「パラレル・ヴィジョン」展 @ 世田谷美術館
          • アウトサイダーアートに注目が集まる。
        • 「倉敷まちかどの彫刻展」(1990)に入選し、その後市内の商店街に設置されていたセツ・スズキの彫刻が、住民からの反発により、同市は作品を撤去。倉敷市立美術館敷地内へ作品を移した。
        • 愛知県豊川市「豊川彫刻の道」計画。
      • その他の事柄
        • 「バーチャファイター」カプコン
        • 「東京スタイル」都築響一
        • 「リバーズ・エッジ」岡崎京子
        • 「クイック・ジャパン」を赤田祐一が創刊準備号を発刊。
        • 東京都昭島市の夫婦が長男を「悪魔」と名づけて出生届けを出し、騒ぎに。

      _ 1994

      • 日本
      • TFJ’s Sidewalk Cafe開始。
      • 日本文化藝術財団 助成顕彰事業開始。
      • 建築MAP東京」ギャラリー間が出版
      • 押川東一郎。明大前の木造アパート三和荘にて「シナプス画廊」開廊
      • C.A.P. HOUSE設立
        • 神戸にCAP(The Conference of Art and Art Projects)結成。アートを通して人と出会い、語らうコミュニケーションの場を作る非営利組織。
      • 昭和40年会結成
      • P-House@渋谷開店(渋谷ノアビル、後に恵比寿に移転)
      • 水戸アニュアル始まる@水戸芸術館
      • 灰塚アースワークプロジェクト実行委員会の設立
        • 建築家や若手の作家が参加し、地域振興と環境問題に現代美術が関わっていくプロジェクト。
      • 戦後日本の前衛美術」展 @ 横浜美術館
      • 水戸アニュアル94「開放系」 @ 水戸芸術館現代美術ギャラリー
      • 「新宿少年アート」
        • 85名のアーティストが参加し、歌舞伎町で1日だけ行われたイベント。
      • 「岡崎京子」展 @ P-HOUSE、渋谷
      • 「村上隆?明日はどっちだ」展 @ SCAI THE BATHHOUSE、谷中
      • 「IZUMIWAKU Project」 @ 杉並区和泉中学校
        • 生徒や近隣住民も参加して、学校を夏休みの間「美術館」にする。
      • ヒロシマ・アート・ドキュメント活動開始
        • 被爆地の記憶を継承しながら、市内の様々な場所で開催しているプロジェクト。
      • ファーレ立川 (監修:北川フラム)
        • ファーレ立川は、米軍基地の街から文化の街へのイメージチェンジを図ることを目的に、住宅・都市整備公団により竣工。既存の設備もアート化し、空間を整理、都市の遊歩街として再生した。民族性や国際性も作品や計画に反映されている。
      • 新宿アイランド
        • 大規模な著名な海外のアーティストの作品を含めたパブリックアートが次々に実施。
      • 「スタジオ食堂」活動開始
        • アーティスト・イニシアティヴ・スペースの先駆的な試み。2000年解散。
      • 奈義町現代美術館開館 @ 岡山県
      • VOCA」展が始まる
      • ダムタイプの「S/N」が初演される。
        • メンバー古橋悌二のHIV感染を扱いながら政治的なメッセージを強めた作品として話題を呼んだ。
      • 「公募彫刻展 in <能生>」を新潟県能生町で開催。入選、入賞作品を町内に設置。
      • 新潟市は、市立美術館開館10周年記念事業として、「新潟市野外彫刻大賞」を企画。入賞・入選作品を市内に10点設置。
      • 「湘南ひらつか彫刻展」神奈川県平塚市で開催。
      • 富士ゼロックス事件
      • 海外
        • 「黒皮書」(通称)の発行 @ 中国
        • カルティエ現代美術財団 @ fr
        • 韓国京畿道果川市の国立現代美術館で「現代日本伝統工芸」展を開催中に、元従軍慰安婦や太平洋戦争犠牲者の遺族が作品撤去を要求し、作品を傷つける事件が発生する。
      • その他の事柄
        • 「千のプラトー」翻訳ドゥルーズ/ガタリ
        • WWWブラウザのNetscapeが登場
        • ルドルフ・ジュリアーニNYC市長に就任
        • 「Linux 1.0」リリース。03/xx
        • インターネットブラウザ「Netscape1.0」リリース。。12/xx

      _ 1995

      • 日本
        • 「メガ日記」八谷和彦がNifty Serveにて開始。
        • Shino’s Bar開始。11/01
        • 新宿ロフトプラスワン開店。7/6
        • 小沢剛「相談芸術大学」@水戸芸術館。4/1-5/28
        • 岡画廊という店の名が岡画郎という個人名のギャラリーが高円寺に開廊
        • あいだ」創刊
        • ギャラリー小柳設立
        • 「批評空間」増刊「モダニズムのハードコア」出版
        • 「赤瀬川原平の冒険」展 @ 名古屋市美術館
        • 東京都現代美術館開館
        • 「戦後文化の軌跡1945-1995」展 @ 目黒区美術館ほか
          • 社会事象や幅広い文化との関わりから戦後美術史を振り返る。
        • 「水の波紋」 @ ワタリウム美術館、神宮前周辺
          • 都市環境のなかで49名のアーティストが作品を様々な場所に展示する。企画:ヤン・フート
        • 「第5回キャノン写真新世紀」展でHIROMIXがグランプリ受賞
        • 「工藤哲巳」展 @ 国立国際美術館
        • 荒川修作+マドリン・ギンズの「養老天命反転地」が開園 @ 岐阜県
          • 公共のスペースでありながら危険を承知で体験者の認識を問う作品。
        • 古橋梯二死去
          • 自らエイズに感染していることを日本ではじめて公言して死去。
        • アート・ドキュメンタリー映画祭 ユーロスペース
          • 制作の過程が映像として観賞される。アーティストの日常の営みへ焦点をあてた企画。
        • 「京の町屋」 @ ギャラリー小西
        • 田中泯パフォーマンス集団「舞踏資源研究所」設立
        • 豊田市美術館開館
        • 東京都現代美術館開館
        • 阪神淡路大震災を受け、美術館施設の耐震化、地震に強い展示方法の開発、被災時の救援体制や作品保管システムの確立など、今後の地震対策への取り組みが進む。
        • 宮島達男による「時の蘇生:柿の木プロジェクト」スタート。
        • 各地公共事業における女性裸像の是非を問う論争が盛んとなる。
        • 新潟県から地域文化活動推進事業として援助を受け、十日町石彫シンポジウムが始まる。
        • 石川県七尾市「七尾国際石彫シンポジウム」主催。出品作は「シンボルロード整備事業」に組み込まれ、その多くが御祓川沿いに設置された。
        • 茨城県守谷町にてアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「アーカス」がスタート。
        • 東京西新宿6丁目の複合再開発事業「新宿アイランド計画」の一環として、パブリックアートが都市開発に組み込まれた。
        • 名古屋市「白川公園彫刻プロムナード」事業開始。
      • 海外
        • 「フェミナン/マスキュラン」展@ポンピドゥー・センター 10月?96年2月
          企画:マリ=ロール・ベルナダク、ベルナール・マルカデ
        • 「ブランクーシ」展@ポンピドゥ・センター fr
        • 「セザンヌ回顧」 @ fr展
        • 「テイク・ミー(アイム・ユアーズ)」展 @ uk
        • 「フェミナン/マスキュラン」展 @ fr
        • バルセロナ現代美術館開館 @ es
        • 第1回サイト・サンタフェ開催 @ アメリカ、ニューメキシコ州
        • 第1回ヨハネスブルグ・ビエンナーレ開催
        • 第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ開催 @ it(企画:ジャン・クレール)
        • [Art magazine VOID:http://voidvoid.sakura.ne.jp/]]発行。
        • 第1回[光州ビエンナーレ:http://www.dnp.co.jp/artscape/reference/artwords/k_t/kwangju.html]]開催 @ kr
        • 第4回イスタンブール・ビエンナーレ開催 @ tr
        • チェラロンコーン大学アートセンター設立 @ バンコク th
        • クリスト、ベルリンのライヒスターク(旧帝国国会議事堂)の梱包計画発表から実行まで24年の歳月がかけられた。
        • アメリカに民間芸術支援組織「クリエイティヴ・キャピタル・ファウンデーション」が組織される。政府の検閲や干渉によって支援をうち切られたアートを助成するため民間ドナーが結束。
        • 第1回光州ビエンナーレ開催
        • スミソニアン航空宇宙博物館で企画されたエノラ・ゲイを中心とする原爆展が、退役軍人や議会の圧力で中止となる。
      • その他の事柄
        • 辛酸なめ子、フリーペーパー「GOMES」のゴメスマンガグランプリGOMES賞受賞でデビュー。
        • 雑誌「ガロ」創刊者、長井勝一死去 1/5
        • 楳図かずお「14歳」完結。以降休筆。
        • 地下鉄サリン事件

      _ 1996

      • 東京国際フォーラムに大規模なコミッションワークが設置。
      • 池松江美(辛酸なめ子)女・一人日記開始?。
      • 彩都IMI大学院スクール開講。6月
      • 水戸芸術館メーリングリスト開始。6月
      • “Morphe’96”
      • tokyotrashtokyotrash開始
      • Zine「bewitched!」のWebサイト開設。現「Tigerlily」。10月
      • 「1996年度アーキテクチュア・オブ・ザ・イヤー ─ カメラ・オブスキュラあるいは革命の建築博物館 ─ 」展
        • プロデューサー:磯崎新、キュレーター:田中純、中谷礼仁、松原弘典、貝島桃代
      • AJCオークション株式会社設立
      • 小山登美夫ギャラリー設立
      • 大日本印刷ICC本部artscapeを開始。美術情報ウェブサイト
      • マイク・ケリーなど来日、ラフォーレ原宿でDAMの演奏、p-houseなどで展覧会。
      • 神戸アートアニュアル @ 神戸アートビレッジセンター開始
      • 「日本の美術?よみがえる1964年」展 @ 東京都現代美術館
      • 岡本太郎死去
      • 若林奮「緑の森の一角獣座」 @ 日の出町
        • ゴミ処理場建設に反対するトラスト運動として実施される。
      • 「コールマイン田川」川俣正
        • かつて高度経済成長を狙った炭坑の町で継続的なプロジェクトをはじめる。
      • 「1953年ライトアップ」展 @ 目黒区美術館
      • 「モダンde平野」
        • 地域住民に密着した現代美術展となる。
        • 「環境と芸術」をテーマに街づくりを目指すアートプロジェクト。
      • 「プロジェクト・フォー・サバイバル」展 @ 京都国立近代美術館
        • ブルータスの《セクション・パブリシテ、近代美術館、鷲の部》が展示される。
      • 雑誌『LR』の創刊。編集長:山本育夫。
      • 新国立劇場がオープン
      • OHPを使用し、BGMに合わせて噛みきりで音楽をつづる紙切りを始める「紙工落語の会」を桂小南治と林家二楽が兄弟で開始
      • アトピック・サイト」展 @ 東京ビッグサイト
        • 東京の臨海副都心の会場東京ビッグサイトで開催される予定で、青島幸夫知事が中止した都市博の代替えとして「アトピック・サイト展」東京都の主催により開催。参加アーティストの傾向のみならず、都市博の中止や検閲問題などからも「公共性」を問う格好の機会となった。アトピックサイトの一環として、その開催の数ヶ月前に沖縄読谷村での滞在制作を行ったシュー・リー・チェンと受け入れ側との問題が生じた。
      • 長崎「原爆落下中心碑」撤去問題。40年前市民からの公募で設計された抽象的記念碑を撤去し、冨永直樹作《母子像》設置を強行しようとした市長が反対運動にあう。
      • 彫刻家の空充秋が仏教大学に寄贈した作品「平成之大莫迦門」に対し、大学側が名称変更を要請。作家はこれを拒否し、作品は作家に返却される。
      • 第6回建築ヴェネツィア・ビエンナーレで、磯崎新がコミッショナーを務めた日本館が金獅子賞受賞。建築家の石山修武、宮本佳明、写真家の宮本隆司による震災のがれき20tを持ち込む阪神大震災をテーマにした作品で、物質文明の終焉を伝えるような内容であった。
      • 1975年に岩手大学教育学部特設美術科出身の若い彫刻家と学生との交流を深める目的で岩手大学校内で実施された「盛岡彫刻シンポジウム」が20回を記念して、96年から野外彫刻展となる。
      • 海外
        • ハンブルガー・バーンホフ @ ベルリン de
        • アルス・エレクトロニカ・センター開館 @ オーストリア、リンツ
        • CCC設立 @ ブダペスト hu
        • NowHere?」展 @ dk
        • 「ランフォルム(不定形)」展 @ fr
        • 「フェミナン/マスキュラン」展
          (ポンピドゥー・センター内国立近代美術館、10月?96年2月 )
          企画=マリ=ロール・ベルナダク、ベルナール・マルカデ @ fr
        • 「トラフィック」展 @ fr
        • 第1回マニフェスタ @ ロッテルダム nl
        • パラ/サイトアートスペース設立 @ 香港 cn
        • シンガポール美術館設立 @ sg
        • 「メディア批判」P.ブルデュー
        • 川俣正、オランダ、アルクマーにてアルコール依存症の住民とともに、遊歩道の構築を開始。3年かけて完成する。
      • その他の事柄
        • イギリスでクローン羊が誕生

      _ 1997

      • 日本
        • 鹿をさがして」島袋道浩 @ アーカス’97
          • 1998年2月7日?2月28日にオオタファインアーツで展示
        • クーロン黒沢氏のサイト「告知君」内コンテンツ「地下ゲームセンター」スタート。05/16
        • エミュレータ情報サイト「志保ちゃんのエミュレータニュース」開設。11/01
        • 中村ケンゴspeechballoon開始?
        • 第一回文化庁メディア芸術祭
        • 東京大学駒場寮内にオブスキュア開廊(99年まで)
        • 「NADiff」開店
        • 荒川眞一郎がTOKYO FASHION! 97F-W COLLECTIONのイベントで東京大学駒場寮内でファッションショー 4/9
          • 経営は西武グループのミュージアムショップ「アール・ヴィヴァン」のグループが独立した会社、株式会社ニューアートディフュージョン。美術館のミュージアムショップとしても進出。
        • 「枠組みの間で」ムンダーダス@ ヨコハマポートサイドギャラリー
          • ヴィデオインスタレーション
        • ICC(インターコミュニケーションセンター)が開館
        • TOWN ART GALLERYがパナソニックの支援により開始。
          • しかし企業援助が受けられなくなりART遊覧 として再び開始する。
        • CCA北九州がオープン
        • 「日本の夏1960-64 こうなったらやけくそだ!」展 @ 水戸芸術館
        • 「美術と教育」中村政人 @ 上野の森美術館
          • 出版もする。多くのインタビューにより、美術を支える社会的な基盤へ注目を向けさせるプロジェクト。
        • 「ART LINK 上野?谷中」開始
        • ゆめおおおか・アートプロジェクト(上大岡駅前再開発) 完成
        • 東京都現代美術館の作品購入基金廃止。
        • 「東京湾トラッシュ・ライブ’97?ゴミと美術家達」展開催
          • 「ゴミ埋立地から文明を考える実行委員会」主催。東京都清掃局、港湾局が共催にはいる事業であった。
      • 海外
        • 第3回リヨン現代美術ビエンナーレ開催 @ fr
          • 企画:H・ゼーマン
        • ブレゲンツ美術館開館 @ at
        • P.S.1改修完成 @ ニューヨーク us
        • MoMAの改装コンペ @ us
        • 第3回ミュンスター彫刻プロジェクト開催 @ de
        • 「ドイチュラントビルダー」展
        • 第10回ドクメンタ @ de
          • 企画:カトリーヌ・ダヴィッド
        • グッゲンハイム美術館ベルリン開館 @ de
        • ZKM @ de カールスルーエ
        • グッゲンハイム美術館ビルバオ開館 @ スペイン
        • 「移動する都市」展 @ at ゼセッション館(ウィーン)
        • ゲティ・センター開館 @ us ロサンゼルス
        • 「幻想の感染」S.ジジェク
        • 光州ビエンナーレ
          • ハラルド・ゼーマン、パク・キョン、リチャード・コレシャック(ロサンゼルス現代美術館館長)、ソン・ワンキョン、ベルナール・マルカデ
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1998

      • 日本
        • 富山県立近代美術館事件で「鑑賞する権利」を認める第一審判決
        • 言水ヘリオ、美術展紹介雑誌etc.創刊。5月25日
        • 現代棟梁・田中文男@inaxギャラリー。12月1日-2月20日。大阪や名古屋も巡回。
        • flowが東京大学駒場寮屋上にてマルチメディア・イベントkomaba dormitory projectを行う。7月
        • 任意団体 深瀬記念視覚芸術保存基金発足。5月
        • 二代目林家正楽(紙切り)死去。
        • 「荒川修作/マドリン・ギンズ」展 @ ICC、初台
        • 「河原温・全体と部分」展 @ 東京都現代美術館
        • 2月7日新宿駅西口地下ダンボール村で火災を切っ掛けに強制撤去
        • 「日本・現代・美術」椹木野衣
        • 「ネオ・ダダJAPAN1958-1998」展 @ 大分アートプラザ
        • 南芦屋浜震災復興住宅アート&コミュニティ計画
        • アーティスト・イニシアティブ「コマンドN」が活動を開始。
        • 高松次郎死去
        • 「加害/被害」展 @ 板橋区立美術館
        • 「疾駆けたギャラリーの記録」 @ ギャラリー川船
          • 現代美術資料センターの笹木繁男氏が戦時、戦後の希少なパンフレット、写真などを集めた成果を展示した。
        • 「国立博物館、美術館、文化財研究所などの独立行政法人化問題について」 @ 美術史学会東支部
        • 「草月とその時代」展 @ 芦屋市立美術館、千葉市美術館
        • 「芸術と環境」展 @ 国立国際美術館
        • 「マンガの時代」展、「リアル/ライフ」展 @ 東京都現代美術館
        • CCA北九州が開設
        • 彫刻家川嶋清が、個展カタログに意図に反する展示写真を掲載されたとして、著作権における同一性保持権の侵害とする損害賠償請求を画廊に対しておこした。
        • イサム・ノグチのマスター・プランによる札幌市モエレ沼公園が作家の没後10年にして竣工。
        • 京都市は、鴨川にフランスのシラク大統領発案による歩道橋(ポン・デ・ザール)を架ける計画を発表したところ、住民の反対運動にあい、白紙撤回。
        • 「ヨーロッパからの8人」展@群馬県立近代美術館
          • 企画:カスパー・ケーニヒ
        • 川嶋清展示写真問題
        • 山種美術館問題
      • 海外
        • フィンランド国立現代美術館キアズマ開館 @ ヘルシンキ fl
        • ル・フレノワ国立現代芸術スタジオ開館 @ fr
        • 「アウト・オブ・アクション」展 @ us
        • アートソンジュセンター設立 @ ソウル kr
        • 「センセーション」展 @ ロンドン uk
        • 「未完の歴史」展 @ ミネアポリス us
        • 第1回ベルリン・ビエンナーレ @ de
        • 「Cream」(フェイドン・プレス)出版 @ uk
        • 第4回台北ビエンナーレ @ tw
        • 第2回マニフェスタ @ ルクセンブルク
        • 「木の目ん玉」C.ギンズブルク
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 1999

      • 日本
        • 再発見、日本の姿:キーワードはデロリ@郡山市立美術館
        • dezain.net開設。9月13日
        • 五十嵐太郎Twisted Columnwebサイトを開設。09月
        • 古谷利裕偽日記11月開始
        • ドナルド・ジャッド1960?1991』展 @ 埼玉県立近代美術館
        • (有)小崎哲哉事務所がREALTOKYO開始。
        • 東京オペラシティアートギャラリー開館
        • 井上有一展示問題
        • 「アクション・行為がアートになるとき」展 @ 東京都現代美術館
          • 国際的なリサーチをした展覧会。美術において身体が社会への批判的な表現媒体であったことを感じさせる。
        • 秋葉原TV
          • アートの映像作品を、街頭モニターやテレビなどを通して街に介入する展覧会。企画:コマンドN
        • 福岡アジア美術館開館
          • 多様な社会背景を持つ作品が並べられる。欧米中心主義から多文化主義への潮流が公立美術館にも押し寄せる。
        • 東京芸術大学に先端芸術表現科新設
          • 12月には地域との関わりを重視した野外アート展「取手アートプロジェクト」などを実施。
        • 佐藤雅彦、「慶應義塾大学佐藤雅彦研究室」としての活動、「動け演算」や、アニメーションについて独自の講義を行う。
        • 「デモクラート」展 @ 和歌山県立近代美術館
        • セゾン美術館閉館と同時に青山にセゾン・アート・プログラム始動
        • セゾン美術館、三越美術館が閉館。翌年の東武美術館の閉館も併せ、デパート美術館が相次いで閉館。
        • 藤浩志「ビニール・プラスチック・コレクション」展 @ 箱根彫刻の森美術館
          • 日常の家庭生活から生まれるゴミをリサイクルさせる作品企画。
        • 「クシュシトフ・ウディチコ」展 @ 広島市現代美術館,原爆ドーム
          • 原爆ドームにパブリック・プロジェクションをおこなう。
        • 岡本太郎美術館開館
        • 神戸でアーティストたちが集まり、CAP HOUSEの活動開始
        • 「目と精神」展 @ 群馬県立近代美術館
          • 企画:アルフレッド・パックマン
        • 那覇市にあった旧琉球政府立法院議事堂(1954年建築)が取り壊され、沖縄県議会が建設される。沖縄の自治権拡大と民主主義実現の象徴とされていた議事堂は、沖縄県内大学有志、日本建築学会などによる保存活用運動にも関わらず、解体された。
        • 阪神大震災で家を失った人々のために計画された南芦屋浜公営住宅では、関西近辺の作家が参加し、アートを組み込んだ建物および敷地が完成。住民が参加することで成り立つ作品を含めたパブリックアートが作られた。
        • 中元正一が身長7メートルのZガンダムを岡山にて完成。
        • 川口現代美術館スタジオが2001年3月まで活動。
        • 300日画廊
          • 青山の取り壊しの決まったマンションで期間限定36名の展覧会を行う。代表者:佐藤洋一。東京都港区北青山3ー5ー11 高桑ビル3F 307号
      • 海外
        • 「草間弥生 1958-1998」展@MOMA us
        • ヴェネツィア・ビエンナーレ @ it
          • 企画:ハラルド・ゼーマン
        • 「グローバル・コンセプチュアリズム」展 @ ニューヨークほか us
        • ユダヤ博物館開館 @ de
        • ポンピドゥ・センター改装 @ fr
        • 「ラボラトリアム」展 @ アントワープ be
        • 第1回リバプール・ビエンナーレ @ uk
        • G.スピーヴァク『ポストコロニアル理性批判』
        • 「センセーション」展、ニューヨーク巡回。その内容に対し、ニューヨーク市長ジュリアー二は、ブルックリン美術館に対する助成のカットと、市の施設の使用を禁止するため訴訟を起こすが、ブルックリン美術館は「表現の自由」を定めた憲法に反すると逆に市を訴えた。
      • その他の事柄
        • 「2ちゃんねる」開始
        • [[:]]

      _ 2000

      • 日本
        • 株式会社 タウンアート株式会社コトブキより独立。公共空間へのアートワーク等の環境芸術作品に関する企画・ 立案から制作・設置完了までの総合アートコーディネート。
        • 藤沢市辻堂西海岸にてideeが海の家を開く。07/29beach house projectを行う。7月
        • 農民ニュースサイト屋根裏」開始。
        • AsianArt-Net_COM開始。
        • セットエンヴ開始。11月
        • ぽむ企画webサイトを開設。2.22
        • aw-mlメーリングリスト開始。6月?(e-groupがyahoo!に買収される以前もあったはず)
        • JJAアートマスターズ発足
        • B-semi 小林昭夫死去
        • イップ・ルービン@渋谷の交差点でテープをはりめぐらすパフォーマンス
        • 「震災から5年 震災と美術」@ 兵庫県立近代美術館
          • 阪神地域にある複数の美術館や博物館で震災を振り返る企画をおこなう。
        • SAP ART-ING TOKYO 2000@SAIZON ART PRPGRAM
          • 企画:荻原佐和子
        • 「山内崇嗣展」@ 伊藤忠ギャラリー
        • 第1回越後妻有アートトリエンナーレ
          • 過疎化や高齢化する地域で国内外142名のアーティストと大勢のボランティアが参加。
        • 「スキマプロジェクト」@ コマンドN
          • 密度が高い東京の都市構造を対象としたプロジェクト。
        • 「ギフト・オブ・ホープ」展 @ 東京都現代美術館
          • N. ラワンチャイクン、カチョー、S. クソンウォン、宮島達男らが参加。
        • 佐賀町エキジビット・スペース閉鎖
          • 美術だけなくデザイン、音楽、演劇など幅広い活動を行ってきた日本初のオルタナティヴスペース。
        • 土屋亮一が劇団”シベリア少女鉄道”を結成(5月)。
        • 第三回光州ビエンナーレ 特別展示「芸術と人権」針生一郎
          • 山下菊二の天皇批判作品が列ぶ。
        • 若林奮が1996年より東京・日の出町のごみ処分場予定地に制作していた庭の作品「緑の森の一角獣座」を東京都が撤去。さらに同年12月、都は作家に対して作品撤去費用の納付命令を発した。
        • 東京芸術大学取手校による「取手リサイクリングアートプロジェクト」や千葉大学の「検見川送信所2000」のように、大学が地域の活性化に貢献するプロジェクトを展開する。
        • 東京都が若手芸術家支援として、都庁南側回廊をアートスペース「トーキョーワンダーウォール」として無料開放。
        • 東京都は「平成12年度行政評価制度の試行における評価結果報告書」ならびに「東京都監理団体総点検結果」を公表。美術館に運営ではなく経営意識が求められる。
        • 「おかやま後楽園300年祭」記念事業として岡山県が後楽園を会場として「ガーデン 現代美術を通してみる後楽園」を開催。大名庭園として捉えられがちな後楽園をパブリックスペースとして見つめ直す試みであった。
      • 海外
        • テイト・ギャラリー・オブ・モダン・アート開館 @ ロンドン uk
        • P.S.1とニューヨーク近代美術館事実上合併 @ us
        • 「ウルトラ・バロック展:ポスト・ラテン・アメリカン・アートの諸相」展 @ us
        • 「レッツ・エンターテイン」展 @ us
        • ジェームズ・タレル 「ローデンクレーター」 @ アリゾナ us
        • 「アフター・ザ・ウォール」展 @ ベルリン de
        • 第1回メディア・シティ・ソウル @ kr
        • マニフェスタ3 @ スロヴェニア sl
        • 第3回上海ビエンナーレ @ cn
        • ネット上を創作の場とする作品に対し、サンフランシスコ近代美術館が「オンライン・アート大賞」を設立。公募によるコンクール形式で受賞を決定する。
      • その他の事柄
        • 旧石器時代の発掘でねつ造が発覚

      _ 2001

      • 日本
        • 国立美術館、博物館が独立行政法人に移行
        • せんだいメディアテーク開館 1月
        • 資生堂ギャラリー開館
        • 第1回横浜トリエンナーレ
        • 横浜市営バスの車体に絵を描いた画家が、バスの写真を掲載した出版社を、著作権の侵害として提訴。東京地裁は絵が描かれた移動するバスを「恒常的に設置した美術」とする初めての判決を下した。
        • SAP ART-ING TOKYO 2001@SAIZON ART PRPGRAM
          • 企画:中村麗。閉校になった小学校跡地での展覧会
      • 海外
        • タリバンが彫像破壊令。02/28
        • ウィーン・ミュージアム・クォーター開館 @ at
        • 「センチュリー・シティ」展 @ uk
        • 「領域」展 @ パリ fr
        • グッゲンハイム美術館ラスベガス開館 @ us
        • ヴェネツィア・ビエンナーレ @
          • 企画:ハラルド・ゼーマン
        • 第1回バレンシア・ビエンナーレ @ es
        • 第1回バルセロナ・アート・レポート @ es
        • 第1回ティラナ・ビエンナーレ @ アルバニア
        • 第7回イスタンブール・ビエンナーレ @ tr
        • シャガール「『ビテブスクの上に』の習作」が盗まれ人質となる。所蔵していたニューヨークのユダヤ人博物館に「イスラエルとパレスチナの和平が実現するまで絵は戻らないだろう」という脅迫状が「芸術と平和国際委員会」の名で届いた。
        • “CODE” Lawrence Lessig.
      • その他の事柄
        • 早稲田大学で勃発したサークルスペース移転阻止闘争
        • ニューヨーク同時多発テロ

      _ 2002

      • 日本
        • 山口情報芸術センターが開館
        • P3の企画により帯広にて開催された国際アート展「デメーテル」。
        • appel開始
        • omolo.com開始。1/23
        • αMプロジェクト開始
        • マーク・ダイオンの驚異の部屋展@東京大学総合研究博物館
        • 「暮しの手帖」300号記念特別号出版
        • @nifty:デイリーポータル Z」開始
        • NPO法人AITアーツイニシアティヴ トウキョウNPO法人申請
        • メイプルソープの写真集を国内に持ち込んだ際に「猥褻物に当たる」として輸入禁止処分を受けたことは不当と、都内の男性が国と東京税関成田支署長を相手取り処分取り消しと損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は輸入禁止は違法との判決を出した。
        • 未完の世紀?20世紀美術がのこすもの@東京国立近代美術館
      • 海外
        • デミアン・ハースト、作品で火星探査計画に参加へ
        • パレ・ド・トーキョー開館 @ パリ fr
        • ロックフェラーセンター(NY)に展示された彫刻「落ちる女」(エリック・フィシェル作)が米テロとの関連でビルから落下する被害者をイメージさせると市民から反発の声が高まり、撤去されることが決定。
      • その他の事柄

      _ 2003

      • 日本
        • 第12回芸術評論受賞者:(佳作)木村覚,土屋誠一,福住廉
        • art-info開始(9/11)
        • ヴァニラ画廊開店(11/7)
        • 太陽の塔一般再公開10/11,12,11/29,30,12/7,13,14
        • NYクリスティーズにて村上隆氏の立体少女像「Miss Ko2」、50万ドルで落札。
        • リアルシティーズ季刊誌ART iT創刊
        • 株式会社エムアウトタグボート
        • 芦屋市立美術博物館存続問題浮上
        • 川崎市市民ミュージアム存続問題浮上
        • フリーペーパー「間取り通信」発行人の佐藤和歌子、『間取りの手帖』(リトル・モア)刊行(4月)。
        • 熊本市現代美術館開館
        • サウンド・デモ@渋谷
        • 近畿大学東京コミュニティカレッジ開講
        • 若林奮逝去に伴い、緑の森の一角獣座撤去費用請求無効訴訟が取り下げられた。
        • キリンアートアワードで審査員特別優秀賞をとったK.Kと名乗る匿名作家の作品「ワラッテイイトモ、」の著作権が問題視され、会場では代わりに一般公開用のヴァージョンが展示された。
        • 武蔵野市立大野田小学校は、制作過程において子供たちが何らかの形で関わるパブリックアートの公募を実施(武蔵野市立大野田小学校パブリックアート公募プロジェクト)
      • 海外
        • Paul Graham/Hackers and Painters(ハッカーと画家)(和訳))
        • ニューヨーク、ワールドトレードセンター跡地の再生プラント犠牲者のための記念施設計画に際して、4300人の大規模な市民参加の「Listening to the City」が行われた。21世紀型のタウンミーティングといわれている。
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 2004

      _ 2005

      • 日本
      • 海外
        • ニューヨーク近代美術館、ブルックリン美術館、メトロポリタン美術館、自然史美術館にて、バンクシーがちゃっかり展示
        • 「赤裸々な真実=クリムト、シーレ、ココシュカその他の問題画家たち」 @ レオポルト美術館 ウィーン at
        • フィリップ・ジョンソン死去
      • その他の事柄
        • 日本国際博覧会(愛知)
        • スター・ウォーズ/エピソード3公開

      _ 2006

      • 日本
        • 03/02 米画家フランケンサーラーの名画にチューインガム
        • 04/24 村上隆氏が、子供服メーカー・ナルミヤを著作権侵害で訴え、和解金を勝ち取る。
        • 05/31 和田義彦の盗作疑惑。国画会から退会勧告を受ける。
      • 海外
        • 08/01 5億5000万円の展示品盗難 エルミタージュ美術館
        • ナムジュン・パイク没
      • その他の事柄

      _ 2007

      _ 2008

      • 日本
        • 運慶「大日如来坐像」オークション落札は真如苑。クリスティーズのオークションで三越に依頼し、「木造大日如来坐像」を日本の美術品としては過去最高額1280万ドル(約12億8000万円)で落札した。(3月25日)
        • 赤塚不二夫死去
      • 海外
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 2009

      • 日本
      • 海外
      • その他の事柄
        • [[:]]

      _ 2010

      • 日本
      • 海外
      • その他の事柄
        • 上海万国博覧会
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