野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.4

小型の陶芸窯のレシピです。
安全、臭わない、熱気すくなめ、煙すくなめ、あとかたずけ簡単が、念頭に有ります。
会場になる場所の規約や、地域の決まりを守ってやりやすいやり方です。
BBQ場、庭、都市部の屋上や駐車場などで比較的実現しやすい方法です。
その場所の責任者とよく相談して、一緒にやるかたに丁寧に説明してやりましょう。
準備、焼却、片付け、4時間程度みこんでください。

蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (01) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (02) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (03)
道具用意 粘土作品。(桃缶など)缶詰の空き缶、バーナー、折りたたみ蒸し器、1kg~1.5kg程度の炭、手袋、火バサミ、新聞紙、リップクリーム、アルミホイル。
粘土作品は、空き缶の容積の半分以下に収まる程度、空き缶に入る大きさで作りましょう。お猪口一つ程度、ミニチュア土偶なら、一つ、2つ程度。場所によって、直火禁止を守るため、更に、不燃の台座や机、バーベキューコンロ、金属のバケツなど用意してください。
着火開始。窯セッティング。炭は細かめに砕いて下さい。0.7kgぐらいの炭を使って下さい。都市部や住宅街の場合、着火材を使わず、バーナーを使って下さい。炭の火付けに、経験があまり無い場合、1時間くらい余裕を持ちましょう。煙をできるだけ抑えます。火が付いたことを確認出来たら、缶の中に作品と炭を詰めて乗せて下さい。 蒸し器窯の組み方。
蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (04) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (05) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (06)
焼きながら適当に調理しながら食事します。ホイル焼きなど適当です。
作品に缶を乗せる理由は、炭の燃焼温度上昇の速度に対して、粘土作品の温度上昇を遅らせるためです。粘土が温度上昇する速度が速いと、割れる可能性が高くなります。
着火開始1時間40分目くらい。0.3kg程度、炭を足す。粘土作品を包むくらいの炭を足す。重さより包めそうな量を優先して下さい。 着火開始1時間45分目くらい。缶の蓋を取る。
蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (07) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (08) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (09)
着火開始1時間50分目くらい。炭を足して、粘土作品を被せます。 着火開始2時間20分目くらい。缶詰の空き缶に新聞紙をちぎって丸めて入れて、アルミホイルで蓋をつくります。
炭化によるコーティングをします。高温度の粘土を、新聞紙の中に入れて冷めるまで納めれば、全体に黒くなります。明るい色の作品にしたい場合は、この作業は必要ありません。新聞紙の代わりに、籾殻やオガクズ、ピートモスなどでも出来ます。楽焼の技法です。時間は目安で、粘土作品の燃焼の色を確認しながら考えて、時間を前後させつつ経験を積みましょう。
この時点で、土器・陶器は、700~800度程度と思います。
日中の場合、赤土がベースになっていれば桃色/肌色、白土ベースならクリーム色になっていれば、火は通っています。暗い場所の場合、粘土が赤色、白色になっていれば、800度から1000度程度です。
自然釉、灰釉の輝きを出したい場合、ドライヤーやブロワーで風を送り、土器・陶器の温度を上げてください。
蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (10) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (11) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (12)
着火開始2時間20分目くらい。空き缶に焼いた作品を入れて、アルミホイルで蓋します。 石を載せて重りにしました。 着火開始2時間25分目くらい。炭を消化しつつ片付け開始、作品の冷却待ち。冷えたら、よく洗ってくだいさい。
蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (13) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (15) 蒸し器窯201706府中郷土の森BBQ場 (16)
食器の場合、木製食器のように、蜜蝋ワックス、または、リップクリームを塗ると撥水効果が出ます。作品が土偶や彫刻などの場合は、必要ない場合は、ワックスをかけなくとも構いません。土器の伝統で、漆を塗っても良いとは思います(陶胎漆器)。 お好みでご使用下さい。 空き缶や蒸し器を使った焼き方は、僕が考えたミニマムな方法です。応用して、ペール缶、ドラム缶、U字溝、洞穴(穴窯)など出来ます。窯構造、作品の窯の中での位置、燃料量、燃焼時間を工夫してみて下さい。
制作ロケ地は、府中郷土の森BBQ場、飲食ロケ地は、たぬきや です。
Posted in: days, text by admin 野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.4 はコメントを受け付けていません。 , ,

野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.3

窯の動画を検索する。

DIYの陶芸では、芳村俊一さんみたいな、どんな土でも焼いてみて陶芸にしてみよう!という考えや、吉田明さんみたいな七輪とか色んな窯で焼いてみよう!みたいな考えは、とても関心するというか、、
普通に陶芸というと、電気釜や灯油窯や、どこどこの土や釉薬が必要という話になりがちで、そういう話はそういう話で退屈なときもあります。

野焼きや、楽焼き、アメリカン楽みたいな陶芸では、素朴な窯作りから初めて、色々あるなと思っていたのですが、youtubeで、”kiln”で検索すると、色々自作の窯や焼き方が出てきて面白いなと思いました。

ペーパーキルン paper kiln
紙に泥を塗って、ピラミッド状の仮設の窯をつくる方法が、あるそうです。湿気た紙、湿気た泥で、熱を覆うという仕組みのようです。


メキシコやアフリカの方による素朴で伝統的な野焼きの技法
この動画では、専門的な技術者や職人ではなく、一般の方によって作られているのがポイント。
メキシコの土器は BARRO ROJO(バロ・ロホ)と呼ばれるようです。

ショッピングカートの窯 Shopping Cart Kiln
移動できて便利そう。ご愛敬。

アメリカン楽など、耐熱煉瓦を積んだ簡易窯か、缶で適当に作った窯に、プロパンバーナーを差し込んで作るのがポピュラーな自作窯のようです。
野焼きの方法は、薪など使う方法がポピュラーですが、薪だと火力が強い分、燃料が燃えるのが早く煙も多く出て、炭だと燃えるのが遅く火力は若干弱めで煙も少ない気がします。

ドラム缶を使った窯 barrel kiln
これは機会があればやりたい!ドラム缶の窯は、火の熱源を上から送り、下から上に伸びる煙突で熱を逃がす仕組み。火の元は下方部からの良いのでは?って、少しは疑問に思いましたが、穴を掘り、粘土を置き、藁を乗せる、素朴な土器などの焼成方法を思うと、火は上部から送っても良いのだなと思いました。


ドラム缶の窯は、炭焼き、ピザ窯、いろんな用途によって、いろんな置き方、切り目の入れ方、煙突の付け方、空気の送り方があるようです。
google画像「ピザ窯 ドラム缶」
google画像「炭焼き窯 ドラム缶」
google画像「ロケットストーブ ドラム缶」

Posted in: memo by admin 野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.3 はコメントを受け付けていません。 , ,

野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.2

陶芸の粘土の変化と素材

高温加工により、燃える 高温加工により、歪む 高温加工により、固まる 高温加工により、溶ける
荒い土 有機物、焼いたら灰になる
(ex:おが屑、ピートモス)
角が取れる 作りづらい
風合いが有る
(ex:砂?火山岩?長石)
作りづらい
風合いが有る
(ex:童仙房 シャモット)
斑に溶ける
程々の土 有機物、焼いたら灰になる
(ex:ケト土)
程々に歪む
気泡状に膨らむ
微細に出来る
(ex:陶芸粘土)
マットに溶ける
微細な土 有機物、焼いたら灰になる
(ex:片栗粉、小麦粉)
微細に歪む
表面に気泡がでる
化粧土、表面加工に向く
(ex:カオリン、蛙目)
艶が出て溶ける
(ex:釉薬、楽釉、灰釉など)

drowing120428_2

drowing120428_1

Posted in: memo by admin 野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.2 はコメントを受け付けていません。 , ,