野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.3

窯の動画を検索する。

DIYの陶芸では、芳村俊一さんみたいな、どんな土でも焼いてみて陶芸にしてみよう!という考えや、吉田明さんみたいな七輪とか色んな窯で焼いてみよう!みたいな考えは、とても関心するというか、、
普通に陶芸というと、電気釜や灯油窯や、どこどこの土や釉薬が必要という話になりがちで、そういう話はそういう話で退屈なときもあります。

野焼きや、楽焼き、アメリカン楽みたいな陶芸では、素朴な窯作りから初めて、色々あるなと思っていたのですが、youtubeで、”kiln”で検索すると、色々自作の窯や焼き方が出てきて面白いなと思いました。

ペーパーキルン paper kiln
紙に泥を塗って、ピラミッド状の仮設の窯をつくる方法が、あるそうです。湿気た紙、湿気た泥で、熱を覆うという仕組みのようです。


メキシコやアフリカの方による素朴で伝統的な野焼きの技法
この動画では、専門的な技術者や職人ではなく、一般の方によって作られているのがポイント。
メキシコの土器は BARRO ROJO(バロ・ロホ)と呼ばれるようです。

ショッピングカートの窯 Shopping Cart Kiln
移動できて便利そう。ご愛敬。

アメリカン楽など、耐熱煉瓦を積んだ簡易窯か、缶で適当に作った窯に、プロパンバーナーを差し込んで作るのがポピュラーな自作窯のようです。
野焼きの方法は、薪など使う方法がポピュラーですが、薪だと火力が強い分、燃料が燃えるのが早く煙も多く出て、炭だと燃えるのが遅く火力は若干弱めで煙も少ない気がします。

ドラム缶を使った窯 barrel kiln
これは機会があればやりたい!ドラム缶の窯は、火の熱源を上から送り、下から上に伸びる煙突で熱を逃がす仕組み。火の元は下方部からの良いのでは?って、少しは疑問に思いましたが、穴を掘り、粘土を置き、藁を乗せる、素朴な土器などの焼成方法を思うと、火は上部から送っても良いのだなと思いました。


ドラム缶の窯は、炭焼き、ピザ窯、いろんな用途によって、いろんな置き方、切り目の入れ方、煙突の付け方、空気の送り方があるようです。
google画像「ピザ窯 ドラム缶」
google画像「炭焼き窯 ドラム缶」
google画像「ロケットストーブ ドラム缶」

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野焼き(炭焼き)陶芸の制作メモ no.2

陶芸の粘土の変化と素材

高温加工により、燃える 高温加工により、歪む 高温加工により、固まる 高温加工により、溶ける
荒い土 有機物、焼いたら灰になる
(ex:おが屑、ピートモス)
角が取れる 作りづらい
風合いが有る
(ex:砂?火山岩?長石)
作りづらい
風合いが有る
(ex:童仙房 シャモット)
斑に溶ける
程々の土 有機物、焼いたら灰になる
(ex:ケト土)
程々に歪む
気泡状に膨らむ
微細に出来る
(ex:陶芸粘土)
マットに溶ける
微細な土 有機物、焼いたら灰になる
(ex:片栗粉、小麦粉)
微細に歪む
表面に気泡がでる
化粧土、表面加工に向く
(ex:カオリン、蛙目)
艶が出て溶ける
(ex:釉薬、楽釉、灰釉など)

drowing120428_2

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食べられる土器“ドッキー”をつくりました。

#自分ドッキー を取り出す、ヤミラ先生(下島綾美さん)http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1211/今年は、思った以上に研究系の考古学系の話を読んだり話を聞く機会が多い。なんとなく東京国立博物館や地元の郷土館で古物を見たり、今和次郎がエドワード・S・モースなどの話から色々着想を得ていただろうと想像しても、専門の方のお話を直接きく機会が多く思った以上に発見がある。

シブヤ大学の授業
食べられる土器“ドッキー”をつくる!自分史を土器化する可笑し(お菓子)な考古学教室
講師 下島綾美 [ おかし作り考古学者 ]
幡ヶ谷社会教育館
http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1211

下島さんは、弥生時代研究をされながら、一般の方に教育普及としてお菓子作りを通した考古学の理解をすすめているそうです。
自分も、過去に、展覧会の集客や動員などのプログラムで、土器や陶器のようなクッキーを作って出したことも有る。
食材を通したプログラムは、作るワークショップとして、参加費を安く設定しやすく、親しみやすい、また料理というのは知財として意匠権や著作権が無いというのも面白い。自分は、参加しやすく有意義なワークショップの開き方というのも参考にしたく、このワークショップに参加しました。
手際の良さとして、幡ヶ谷社会教育館は「調理室」で開かれた、公共施設で借りやすくオーブンが複数台ある。
基本的な作り方は、クックパッドでレシピが公開されています。
http://cookpad.com/recipe/2876550

富士山、ハート形土器、ト音記号の縄の痕などの、#自分ドッキー最初は、土器の話から始まり、いろんな様式や歴史設定の話など、普通に勉強になりました。下島さんのお話では、土器の検証には、模様、粘土、混和剤を検証することから観察がはじまるとの事。
混和剤というのは、土器づくりで言うところの、砂、鉱物、粘りを作る微生物、植物繊維など、そういうことは土器作家の方は色々考えるでしょう。僕も工夫しています。
考古学の方が、土器片を見たとき、割れ目に、黒い部分を見つける、焼成の不完全燃焼で、粘土が炭化する部分。
その部分を着目して、簡素なクッキー生地、竹炭で黒くした生地で挟んで再現されていました。
土器の様式だけでなく、素材のディテールに着目する視線の丁寧さも良かったし、竹炭という炭を混ぜてるのも面白かった。
クッキーで再現する場合、土器の混和剤をイメージに、色、味などの観点で、三温糖 キナコ どんぐり粉 ココア 着色剤 カレー粉 モロヘイヤ ゆかり 紅茶葉 すりごま アオサ けしの実 エゴマ 竹炭 ミロ ハッピーパウダー(ハッピーターン)イカの燻製など
先日のヤミラ先生の土器片づくりにて、土器の割れ目に見える黒い部分をサンドイッチの様にクッキーで再現されていて着眼点や再現性に驚く。#自分ドッキー 土器を焼くとき、8mm?以上厚めの表情をつくると粘土の粘りの微生物や食物繊維が不完全燃焼を起こしやすい、しっかり焼くと不完全燃焼は消えると思う。土器土偶の表面の黒さはエイジングで粘土の焼いた硬さと余り関係はないとおもう。豊富な混和剤に、体を強くしたいミロ、幸せになりたいハッピーパウダーなど、発想の飛躍も面白かった。
下島さんの参考制作でも、下島さんさんは、お酒が好きらしく、カレーパウダー、イカの燻製、ハッピーパウダーなど混ぜて、酒のツマミのようなクッキーも作っていました。

土器の地域的な特徴も大事にしていて、クッキーを作るその人なりの形も大事に提案されていました。
参加者の制作物も、講師のモデル制作に合わせたもの、埴輪や土偶など古典的有名な作品にあわせたもの、富士山・市章・ト音記号・鳥・広島カープなど、それぞれの参加者の方の関心や境遇に合わせた創作的な形も見ていて面白かった。

自分は、事前に自分の経験から、何をどうやって作るか?事前にイメージトレーニングして
「おゆまる」を使って自分の土偶からクッキー型をおこしたり
チョコレートや、駄菓子のモロッコヨーグルの容器から型を抜いたり、出来た壺状のクッキーに、草を植えたりしました。
クッキーで型抜きする場合に、かなり小麦粉や粉を多く含ませる必要があることはわかった。
小麦粉や粉を多く含ませたことから、以前、陶芸の須恵器の制作など、紐作りで成形し、内側に当板をして外側から叩き板で叩いて土を締める。「タタキ」という技法が有り
タタキというのは、模様を残すだけでなく、低温度で焼きつつも土器の粘土密度をあげて強くする技法だと聞いたことがあり、制作技法の理解もすすみました。タタキの強さは、押し当てる型抜きや、ヒモで痕をのせる技法、土偶土器の研磨などにも関係はあると思います。
参加費や、経費、授業内容など、結構持ち出しになってることも感じましたが、生徒としての参加としては、大変満足できる授業でした。

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