くにたちブローチの売り上げを寄附しました。
以前から、くにたちブローチというものを作っており、当初、2012年、200個ぐらい制作し、卸先を見つけたいなと、国立市内の店舗や、お客様に卸したところ「国立駅旧駅舎の復元になりますか?」と問われることが多く、では国立市に寄附をする仕組み自体を商材として、流通させていくほうが良いのではないか?と考え、くにたちブローチの売り上げを寄附する仕組みで考えていきました。
2012年に、くにたちブローチについて寄附を考えたとき、国立駅旧駅舎の再築の話は、市民の期待や希望があっても、実現を可能にする話が自治体やJRに全くなく、それに伴う、寄附窓口はなく、国立市 くにたち未来寄附 (企画部 政策経営課 財政係)を窓口にあたりました。『くにたち未来寄附』には、2012年当時「都市基盤整備のために」そちらの振込先を見込み当初販売していましたが『くにたち未来寄附』の項目も、2014年現在、整理工夫され「都市基盤整備のために」という項目は消え、「旧国立駅舎再築のために」の項目が増えていました。元々、予告できなかったのですが、元々の寄附の目的を考えると、「都市基盤整備のために」より「旧国立駅舎再築のために」のほうが的確なので、そちらの寄附先に変更しました。
国立旧駅舎の再現については、「ふるさと納税」の対象になったり、クレジットカードの入金が可能になったようで、寄附しやすい環境は増えているようです。
2012年から、2014年にわたる環境の変化として、国立駅旧駅舎の再築の話は塩漬けから決定へ、消費税は5%から8%増税ということが、くにたちブローチに纏わることとして大きかったかなと思います。
本来なら、今年3月ぐらいに寄附入金したかったのですが、消費税8%増税、集金集計作業の遅れ、愛知県美術館の個展準備など色々作業が積み上がってしまい作業が遅れました。関係者のみなさま遅れてすみませんでした。
結果的に売り上げた個数は、164個、売り上げの10%を寄附する仕組みで、8200円寄附の入金しました。
現在、自分の手元にある販売在庫はなく、店頭在庫として、国立市の老舗文具店、くにたち金文堂にのみ在庫しております。
もともと、国立市民同士の地元に対しての愛着や交流、市外の方が国立市にやってこられることを、一つ目的としたいと考えており、この商品を、国立市内に住んでいる自分が、国立市内でのみ流通させていくつもりなので、市外のお店やネット販売、展覧会での商材としての販売などは考えていません。僕自身、このブローチを通して、国立市内の方達とも親しくなれるきっかけが出来てとても良かったなと思っています。興味もたれた方は、是非、くにたち金文堂さんで購入してください。画材もいっぱい売っています!
くにたちブローチの増産については、出来たらやりたいとは思っています。しかし、200個、300個程度作ろうとすると意外と時間と、材料の準備が手間で、出来たらやりたいとは考えていますが、増産分追加完成への道は、少し遠いかもしれません。
そのほか、国立市内で、お店経営されてるかたで、うちのお店にも置いてほしいなど、リクエストがあれば、僕自身の制作のやる気ポテンションは上がるかもしれません